2006年7月18日 (火)

WM2006ドイツの旅〜ここはしてよい、という発想〜

P1080607_2 P1080393 ドイツは鉄道マナーとかそういったのはあんまり無頓着。ニッポンの方が自分も含めてよっぽど神経質なんだと再確認しました。在来線なんてビール呑んで天井叩いて大騒ぎするサポーター居たくらいだし(爆)
逆にそうだから誰もがわかるサインで律義に決めていくんだろうなと思う。
そしてこのラインは守ってくれという線もあるようでそれを逸脱すると厳しいペナルティが課せられるっぽい。その辺のメリハリについては、ひたすら車内放送で慇懃無礼なアナウンスをする一方でご遠慮くださいやマナーアップで相互監視を奨励する我が国との対比で興味深い。

そんな感じでサインをみていて面白かったのは、なんでもダメとかご遠慮下さい一辺倒ではなく、様々な利用者を想定して何はしていい。こうしてくれるとDanke!と表示していること。
DBのICE(新幹線に相当)では、左写真のように携帯電話は使っていい車両というサインがある。ニッポンでは神経質にマナーモード、マナーモード。とかペースメーカーの人に配慮(確かにしないといけない!)一辺倒なんだけどしていい空間を用意してそちらに誘導した方が合理的と言えます。ドレスデンで乗ったトラムでは右写真のようにカバンをおろしたらありがとう!、足をイスからおろしたらありがとう、イヌにクツワをはめてくれたらありがとうとかサインで示していました。

昨今、ニッポンでは鉄道利用者がキレて鉄道員に暴力を振るう事態があるそうですけど、車内であれはダメこれはマナーとかうるさすぎるのが要因な気がします。マナーも大事だけど「こうしてくれてありがとう」といったサインを加えるなどの工夫をしないと、利用者が互いに監視しあうことで居心地の悪いストレスの溜まる空間づくりをお手伝いしかねないリスクを自覚した方がいいです。
何はしていいよねという合意事項を積み立てていく作業も必要ではないでしょうか。

P1080611_2_1 ちなみにICEでは2等席でもちゃんと各座席に電源プラグがありました。車内でみんなバッテリを気にせずパソコン開いてゲームしたり作業したりしていたので不思議に思っていたのですが、納得。とてもありがたかった。
壁側にしか用意してくれない新幹線や電源プラグを使うと電気泥棒めいた扱い受けるニッポンでもIT大国言うなら電源プラグを特急車両には備えてほしいですね。

WM2006ドイツの旅〜路上駐車は迷惑?〜

P1080559 P1080136 P1080386 ドイツで興味深かったのは街中の道路で路上駐車できるスペースがあちこちに用意されていたこと。
もちろんドイツは自動車大国。でも都市で自動車を観る機会は想像よりも多くなくてイメージとしては日本の方が自動車の利用者が多いような気がする。そして街中にはあちこちに路肩に乗り上げずに路上駐車していた。
ドイツと言えども街中は道がそうそう広くない。それでも比較的広い道路は一車線分停めるように意識してスペース取りがされていた。
大都市ケルンでも同じ。友人と待合せしていた時も、ホテルの前の道路は路上駐車が当たり前のよう。但し、空きがないと停められないので友人はなかなか駐車できずに困っていたそうですけど。。。
あんまり頻度が高いとメーターとかつけて駐車違反を取るようですが、それ以上に路上に路上駐車してよい空間や停めてよいスペースを設定する
、そうでない場所に停めると厳しく罰せられる、このメリハリこそ合理的な自動車大国ドイツの方法論と感じ入りました。

一方、対称的に、我が国では路上駐車に対して警察業の方は収入アップのために業者に委託して(自分たちは手を汚さずに)厳しく罰金徴収を行うようになりました。でも上をみてもわかるように、人とモノを運ぶための道具である自動車について、簡単に停められるスペースを用意せずに取り締まりだけ厳しくするのはフェアじゃない


「迷惑駐車」
と言いますが、路上に停めてよい空間を用意せずに一方的に厳しく取り締まる警察こそ「社会の迷惑」でしょう。公共空間にフェアなルールを用意することこそ「公僕」のあるべき姿です。
迷惑駐車という警察業とメディアが癒着して発信される「お題目」に躍らされず、ユーザは路上という公共スペースに駐車するルールを考えた方がいいです(営利に聡い警察業主導だと次は有料メーターがあちこちに氾濫するでしょうけど(:-P)。停めていい空間を路上に確保する方が、街中に虫食い状の駐車場をつくるよりよっぽど美しいニッポンの景観づくりにいいと思います。

ex.)傾く地方の商店街でよく道路拡張する場合、広げた部分は街路樹と歩道に割いてしまい駐車場は取り壊した虫食いスペースに有料で設定するという事例がよくあります。横付けできる駐車スペースを取らないでお客さんが寄りついてくれるのか、その辺の想像力のなさは立ち退き料ほしさととられても仕方ないしお金の無駄です。

2006年7月 8日 (土)

WM2006ドイツの旅、DBな新幹線は在来線も走る

P1080683 ドイツ鉄道の最も速い特急ICE。最高時速は300Km/hと新幹線並みのスピードが出る。「インターシティーエクスプレス」という名称は日本で最も美しい特急を走らせるJR九州のコンセプトと一緒のようにDBは高速特急で都市間をつなごうという意識が強い。
そんな高速能力を誇るICEですけど、走るのは主に在来線。
日本の感覚で言うと東北本線や北陸本線、山陽本線など〜本線系の直線主体の線路を新幹線が爆走する感覚に近い。最もスピードはだいたい200Km/hと在来線特急並みに抑えられるのですけど、ベルリン〜ハノーバーやフランクフルト〜ケルン間などには専用高速線(所謂日本での新幹線みたいな線路)ができていてこちらは高速性能をフル回転している。

で、こんな芸当がなぜできるかというと、鉄道ファンならご存知の通りDBは広軌の線路(1435mm)で統一されているためである。おかげで車内が広く取れてゆったりしたインテリアが演出できる。また直線的な線路敷設がなされているため高速鉄道と在来線が一体化した鉄道網が建設されたため非常に乗換えに便利だし、各地を文字通りインターシティーエクスプレスがつなぐことができている。
今回もジャーマンレールパスを使ったのだが、ICEからRE(リージョナルエクスプレス→快速)まで同じプラットフォームで自在に乗り換えることができ大変便利でした。

Tsubamew_1 これに対して、日本では、旧国鉄や南海など古い鉄道は狭軌の線路(1067mm)で建設され、その後昭和頃から都市間高速鉄道を標榜した阪神・阪急などの私鉄が広軌で建設されてきた歴史がある。中には狭軌から広軌へ変更した会社もあるが、最も大手な旧国鉄は狭軌のまま変更されていない。そこにプロジェクトマニアでおなじみな高速鉄道計画として新幹線が広軌で建設されることになったために、広軌の新幹線と狭軌の在来線・在来線特急が別々に路線網をつくる結果になっています。

今回ドイツへ行って乗り比べてみて、日本における新幹線・在来線特急の分け方は世界的にみても効率性からみてもあんまりいいアイデアではないということを痛感しました。
理由は次の二点。
1)新幹線が高速運転に特化したため、高速鉄道事業に特化された経営でしか使えないこと。
2)
新幹線と在来線の一体化を図り、需要に応じて線路の高速化を図った方が全国の線路網整備では効率的であること。

一つ目の問題は、新幹線が高速化に特化したため、例え在来線を広軌化してもそのままでは使い勝手が悪いと言うことです。また高速線でなくても性能が発揮できると言う方式でないことは、融通が利かないという非効率さを発揮してしまうことにもつながります。
世界で日本の新幹線が売れずドイツなどの仕様が採用されるのは、政治的なものもあるでしょうけど高速特急の汎用性の低さがあるのではないかと思っています。ICEと新幹線では座席のあり方を含めてサービスを創る「発想」が違いました。ある意味、目からウロコでした。

二つ目に新幹線が別系統という方式は、今日おそろしいまでに不効率な鉄道網整備をもたらしています。
おおよそ日本の骨格である東京〜大阪間などの新幹線が出来るまでは専用高速線による新幹線はそれ専用の需要と合わせて十分ペイできるものでした。
ところが各地で新幹線建設=地域の活性化と誘致運動をやらかして整備新幹線を利権化したことで、ペイできないところまで専用高速線による新幹線が求められてしまいました。その結果、柔軟な高速化計画がないまま整備新幹線ありきで全国の鉄道網整備が進められています。
P1030548Hisatusendai_1 秋田・山形新幹線のように在来線と高速線をドッキングするアイデアが出ても、結果として新幹線が高速専用線での運転を軸としたデザインであること、在来線の広軌化という方向に結びつかなかったことで、その後は北陸・東北や九州新幹線のように在来線の廃止を代償に高速線を建設するという本末転倒な事態に陥っています。また新幹線駅も新○○のようにターミナル駅から離れて郊外に出来てしまうため、そこに到着しても在来線や公共交通とのネットワークが悪いという問題があります。田圃の真ん中に巨大新幹線駅ということになり、無理に駅をつくるかどうかで揉めないと行けない、またつくったものの借金だけが残るという顛末もあちこちでみられます。

こんなことはDBの運転の方式をみれば、新幹線建設よりも在来線の広軌化・直線化による高速運転を整備すれば十分対応できることなのです。地方の幹線は古くに整備されたためたいてい直線主体の線路が多くあります。そんな資産がありながら2,3両の在来線(或いはJRに切り捨てられた三セク鉄道の)車両が走り、その側に超豪華な直線専用線による新幹線が7〜12両で走るというお馬鹿な絵面が我が国の不幸な鉄道事業のあり方をみせています。同じ高い建設費を払うなら、線路の高速化で高速運転と在来線ニーズを共有すればいいのに、別に線路をつくって高速線経営と在来線経営に分けてしまうのですからバカでなければなんでしょう?
複数の形態を結びつけて有機的なネットワークを創るという発想が鉄道にたずさわる者になかったのは痛い話しと言えます。今は生き残りをかけてネットワークを解体して使える線路だけ残す縮小再生産を重ねているのが貧困な鉄道事業の顛末です。

ドイツも自動車大国ですから鉄道は生き残りに必死です。地方鉄道や観光鉄道を子会社化して経営のバランスを図るなどいろいろな工夫をしています。それと比べてみた場合に日本の鉄道については新幹線、在来線、郊外鉄道、市内鉄道の区別があまりに縦割りすぎて、それぞれをネットワークして経営しようと言う発想がまるでないように思えます。
都市部では、アーバンネットワークなどJR西日本の合言葉にせず、都市内鉄道事業連合をつくるなどすれば乗客の配分などきめ細やかな経営ができるというのに、結果としてはパイの横取りをやってほおばりすぎて脱線事故を起こしたのがJR西日本の醜態でした。
一方、地方では単体で採算のとれない地方線路の高速化は、新幹線建設よりも在来線の広軌化と直線化による総合的な機能強化と高性能車両の導入が一番効率的です。骨格を成す新幹線は整備されているので、今度はそれと在来線を組合せた線路網の整備を行う段階にあると言えます。ドイツの真似をするのではなくそうした「発想」を盗めということです。
長崎新幹線などのように、新幹線導入か在来線切り捨てかというアホな議論を求めるJR各社や新幹線整備を受け持つ国交省は一度欧州の鉄道を乗ってみてはいかがですかね?
多分にそうしたシステムの違いを理解するよりも「ウチのほうが礼儀がなっている」とアホな勘違いしような気もしますが。。。本当に彼ら鉄道のトップは列車を知らないと痛感したのが今回の感想です。

あちらのトップは自分たちの雑誌の中で自分たちのスタッフの働きを紹介していました。それに対して、鉄道にたずさわる日本のスタッフは、「鉄道の作法」を知らないアホなトップたちに「礼儀作法」で縛られ、使えないサービスに苛立つユーザに煽られて笑顔に精気がありません。
「鉄道の作法」も知らず田舎線路網を切り捨てつばめレディに訳わからないお辞儀で車両のお出迎えをさせる国鉄官僚モドキなトップが大きな顔をするのがこの国の鉄道事業の不幸と言えます。祝日に日の丸を掲げて利用客に喚起したいとホザク前に、我が国の鉄道事業が生きるためのシステムデザインをつくる義務を果たしなさい、と申しておきたい。このままでは百年後には日本の鉄道は崩壊してしまう。自分たちのシステムデザインの発想の貧困さを「おもてなし」と称したスタッフの礼儀作法でデコレートするのはやめてもらいたいもの。
私たちはスタッフの作られた笑顔で迎えられてもうれしくありません。使い勝手のよいサービスを考える姿勢を感じることの方がよっぽどうれしいです。

2006年7月 7日 (金)

WM2006ドイツの旅〜首相とサッカー〜

P1080288代表熱で盛り上がるドイッチェランド。
今回は統一ドイツ後初のWMとなったこともあってか、ドイツのナショナルカラーがあちこちに氾濫してました。
こうした「ドイツ」意識は、EU体制が一応の安定を持ち、欧州における冷戦構造・独仏関係が過去のものになったことが大きいのかと思っています。もうひとつはシュレーダー政権後半からの経済的停滞や統一コスト以降の不満に対して、現政権がナショナリズム的噴出を緩和させる為のガス抜きとして奨励している可能性もあります。
とあれ、ポーランド戦などは一色触発の騒ぎもあったものの全般としては、参加型国民による自発的なドイッチェランド意識が今回のWMの代表熱の特徴ではないかと思っています。我が国のように政財官学な統制型の参加しか認めてくれない中での動員型「愛国心」とは違うのでその辺ちゃんと抑えてね>NHKさま。

P1090011 今回、関心したのはリューデスハイムで観たドイツ×アルゼンチン戦のメルケル首相。ベッケンバウアー会長と並んで観戦してた首相、時折バモってましたです(笑)。試合後に広告ボードの前にインタビュー出演してきたので、ちょっとしたステートメント程度かと思いきや、延々とコメントを話していました。3分ほど多分に試合内容や代表のことについて語っていた様子。
メルケル首相はドイツの保守政党ことキリスト教民主同盟(CDU)。その首相で広告ボードの前でコレですからドイツおそるべしです。

我が国の首相なら、基本的にこの手のメッセージは中身のないかたちだけのパフォーマンスか、逆に政治的に利用しようとしてミエミエな情報操作に使うかがオチですが、スポーツの場での政治的メッセージの発し方であっても国の代表たる人物のふるまいの「質」の違いが見て取れます。
ラブミーテンダーな方の金メダル選手とコンサートデートとは訳が違うなぁ(:-P

2006年7月 6日 (木)

WM2006ドイツの旅〜次は武者なサムライニッポン〜

帰ってからドルトムントのファンフェスト会場ネタを話していたら。。。
「そういや、兜持っていく話どうなったの?」と聴かれて唖然。
忘れてた。。。( ̄□ ̄;)

サムライばかりで忘れていましたが、クラフトで制作する兜が1万円くらいで造ってもらえることがあって、軽くて丈夫だしそれをドイツへ持っていってかぶればよかったですよ。

メヒコの王様グッズを思い起こせば、スコットランドかバイキングの国みたいで兜は使えたアイテムだったかもしれない‥‥
問題はどうやって運んでいくか。。。まぁ現地で壊れても困るし、観戦後の移動を考えるとリスク高いかなぁと思って見送った次第でしたが惜しいことをしました。

Img1059624892_1 今回のWM2006では、一応民族衣装な浴衣姿の日本人女性が現地で受けてたそうですが、男性の場合、コレがあったなぁと。。。。何人かでかぶって歩けばけっこうなインパクトあったかも。後、ノボリがあれば言うことナシです。
まぁ、簡単なのでいいからナショナルカラーな山高帽子もいいけど、軽くて持ち運びのいい素材でアレンジしたアイテムであるといいなと思いました。

ちなみに探してみるとちゃんと製造販売しているメーカーがありまして、比較的運びやすいコンパクトモデルな兜(大将兜じゃなくて飾りの小さいモデルや忠臣蔵チックなモデル)を発注すると10万円弱する(笑)多分重いから持っていくのも大変だけどかぶるのもしんどいかも。。。
でも、写真のように忠臣蔵モデルはけっこう使えるアイテムかもしれません(笑)

追伸
その後、このネタは盛り上がり、よくよく考えれば各地のクラブで応用できるんだよね。ということに(^^;)。甲府とか新潟とか仙台とか名古屋!とか大阪とか広島とか福岡とか‥‥信長の野望系で手慣れた方々にけっこうローカルヒーローとしての武将ネタができます。
で、次のワールドカップに向けて「侍」なサムライブルーではなく、「武者」なサムライニッポン=兜でいくのはいいアイディアと。バイキングな国のサポのように、兜をかぶったニッポンサポが気勢をあげてスタジアムを練り歩くのはなかなかいいインパクトを与えるように思います。

これでいくと、セレッソ大阪は常勝クラブ目指して「千成り瓢」用意せねばなりません。が、アジアクラブ選手権に出ようものなら百発百中、韓国・中国のクラブに煽られます(汗)。スタジアムはベタが許される空間ですから煽られ上等でやるのもひとつの文化かもしれません(近代ネタは避けた方がいいとしても)。

2006年7月 5日 (水)

WM2006ドイツの旅〜鉄道デザインな話〜

P1050112 P1050113 P1080553ヨーロッパの高速特急はとてもデザインがいい。
左からパリ北駅の国際特急タリスと仏国鉄の特急列車、そしてDB(ドイツ鉄道)の高速特急ICEの写真です。タリスとICEは乗ったけどすごーく快適。
で、この写真みてわかるように、我らが?JR九州の車両をデザインされた水戸岡鋭治氏のデザインが欧州スタイルの高速特急とシンクロしていることがわかる。タリスは目の位置を変えれば新幹線つばめだし、真ん中はつばめ型特急、そしてICEはかもめ型特急なわけです。

この辺はよく指摘されているところで、水戸岡さんが岡山に導入した路面電車のデザインも欧州仕様なわけですけど、水戸岡さんの功績はそうした欧州でみられる特急車両のデザイン手法を日本に持ち込んだことだと思っています。それまでの特急車両デザインの貧困さを取り払った意味では本当に大きい。

でも今回乗って思ったのは、水戸岡さんはJR九州に優れたデザインの特急とスタッフの制服まで含めたトータルデザインを持ち込んだ原動力になったにも関わらず、そこまで提案してながら、下記に記すような合理的な「特急サービスのあり方」まではデザインとして持ち込んでいないのが実に惜しいということです。
このときに発注した側のJR九州は都市間特急の新たなあり方を強く希求していただけに、そこまで踏み込んだ提案があればきっと特急の概念を変えるサービスになっただろうに。。。

これには、デザイナーという仕事が表層的なかたちの提案で評価される傾向があり、そのシステムまで見通したデザイン提案という視点で議論されないことでその辺の力が弱いという問題があるそうで、この辺の議論は川崎和男さんの本などを通してなるほどと思っていたので、デザイン手法では評価の高いJR九州の特急にあっても、システムまで含めたデザイン提案までには至らなかったことを確認できてしまったのは残念なことでした。

そのDBでへえーと思ったシステムは、指定席のあり方。もうひとつは改札システムなんですけど別にします。
DBでは一等席(グリーン車よりいい)と二等席の別はあれ、二等席で自由席と指定席の区別がないのです。全て自由席なんですが、区間毎で席を抑えることが出来て予約が入ると座席の上に予約された区間が表示され指定席になるというシステム。
なんでこのシステムを提案して内装デザインに組み込んだ車両を押さなかったのか?と残念でならない。空席率を解消し、自由席は混雑して指定席はガラガラという新幹線・JR特急の弱点を解消するシステムだと思うのに。。。

P1080353 そんな感じのところって、ドルトムントのUバーンがそうなのだけど
 トラムのような車両が地下にもぐったりして、路面電車=郊外電車=地下鉄車両という区分けが低い印象を持ったのですが、ドイツの市内電車やトラムなどが連合して運営されるシステムなども含めて、路面電車のデザインは入ってくるのだけど、そうしたシステムを通したデザイン提案が伴わないのも似ている。
これは、耐震基準・防災基準に沿った地下鉄の車体基準があるのですけど、その辺の制約をクリアするようなデザイン提案があれば無駄な巨大地下鉄もつくらずに都市交通が整備できただろう(福岡市営地下鉄と西鉄宮地岳線とか)に実にモッタイナイとも思う次第。

ちなみに、JR九州の水戸岡氏デザインの車両は、近年のかもめ型車両や新幹線つばめのように、外観は上記の欧州っぽいデザインで、内装にこじつけたように和風デザインを組み込むといった、かたちだけのデコレート化に陥っているのが気になっています。
この現象は鉄道全体のシステムを見据えてデザインするという視点がよりも、欧州の特急デザインやあちこちのデザインをチョイスしてデコレートするのがうまいということを自身で証明するようなものではないのかと感じています。そうでないことを祈りたいと思いますが。。。
デザイン手法を入れた功績は高く評価されてしかるべきですが、硬直化している昨今の鉄道にシステムまで含めたデザイン提案を要望するのは酷というものでしょうか。

2006年7月 4日 (火)

WM2006ドイツの旅〜うまいビールに3ユーロを惜しむな〜

P1080717 今回のドイツ旅行、あちこちでビールを呑みました。
ドイツでメニューに相当するシュパイゼカルテ(Speisekarte)をみてもドイツ語なので何が何やら。とりあえずわかるのはPilsと書いたピルスナーくらい(汗)そのうち、ラウホRauchが黒ビールらしいというのはわかったのだけどどこに書いているか探しきれない(笑)というかどの名前が黒ビールなのかもわからないという始末(^^;)。
とりあえずあたるも八卦で頼んで楽しみました。

ドイツはご存知の通り、16世紀にバイエルンの王様が制定した「ビール純粋法」なる法律があって、麦芽とポップと水と酵母以外ではビールをつくらないという美しい掟があります。ビールはどこの店に行っても3ユーロ(450円くらい)で300mlグラスから呑むことができます。市販のビールはわかりませんが旅先ならとりあえず3ユーロからビールが楽しめます。
ドイツのビールは本当に楽しめるアルコール。そしてそれを文化資産として「伝統的調理法」に登録し保護しようとするドイツ政府の心意気はさすがです。こういうのを伝統食の保護と言うのでしょう。もちろんドイツでも一般食はアバウトなものですが、和食回帰や食育で「伝統食」をうたっても肝心の生産方法は規定しない我が国と「発想」の違いは参考になります。それでも最近は健康指向で飲む料が減っているそうですけど‥‥

アルコール=悪で酒税で稼ぐ政府に発泡酒や第三のビールの抜け穴を求めて粗雑なビールが氾濫してうまいビールがなくなる我が国の惨状を思えば、「うまいビールに3ユーロを惜しむな」は大事です。ミュンヘン・札幌・ミルウォーキーを標榜するかつての精神を護るためにも合言葉は「うまいビールに3ユーロを惜しむな」

それくらいにあちこちで呑んだビールがうまい。昼間から観光地や列車内では男女問わず呑む人は呑んでいるので食事と共に楽しむことが出来ます。
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向こうの人はスタイニーサイズ?の瓶ビールで呑む人も多くて、車内や街中のバーで瓶ビールを片手に談笑しながら呑むと言う風景もしばしば。WMの開催前には瓶ビールで仕込む人たちもけっこう観ました。
ドイツのビールは本当においしい。というか外れがない。左はライプチヒでの香ばしいラウホビール。次にライン川沿いで呑んだミュンヘン辺りのフルーティーなビールと細いグラスで有名なケルシュビール。そしてケルンのケルシュビールと最後は輸出No.1のベックビールです。

どれを呑んでもお腹にこないし、簡単に1〜2杯はスイスイはいってしまうから不思議。そして味が濃い。
そしてドイツの食事ともぴったり。今回は伝統料理に近いものを中心に何とか選びながら食べたのですが、あらゆる料理がビールに合うようにできているのではないか?と思わせるくらい相性が良かったです。
日本酒と日本料理の関係のようなものでしょうか??

そして今回の旅行でもっともまずいビールは‥‥WM会場内で独占販売だったバドワイザー。ドイツのビールの前では、バドは「ビールの味をしたアルコール」でした(笑)
たいていの我が国のビールも発泡酒、第三のビールもドイツビールの前では
「ビールの味をしたアルコール」
再度、我が国でもうまいビールを呑みたいので声を大にして言いたい。

「うまいビールに3ユーロを惜しむな」

ところで、ドイツ料理と言えば、ソーセージと酢漬けキャベツ、ジャガイモのうまくない料理と思っていませんか?
答えは「Nein!」
牛肉や豚肉のレパートリーに酢漬けキャベツやジャガイモの組合せがよくて肉料理を中心に本当に美味しかった。こちらも店頭に出されている
シュパイゼカルテ(Speisekarte)をちんぷんかんぷんなドイツ語とにらめっこでいろいろ探してみたので思ったように食べていないのですけど、外れはなかったです。食事のあれこれは別タイトルで。。。

とりあえず、そんなドイツ料理の豪快なメインディッシュをご紹介。

P1080665_2 左が豚スネ肉を炙ったケルンでのアイスバイン。外はカリカリの皮がおいしく中はトロトロのお肉が楽しめます。右は大きめのケルンのソーセージ。ご一緒したドイツで仕事している旧友は「これで3人前になるヨ」と教えてくれました。
この前にビーフシチューなズッペ(スープsuppe)を食べたのでさすがに食うのに一苦労しましたが、これがまたケルシュビールと相性バッチリでした。

2006年7月 3日 (月)

WM2006ドイツの旅〜ファンフェストとコテコテなサポ文化〜

WM2006期間中のドイツは夏だからもあるんだけれども野外でサッカーを観るには困ることはなかったです。
開催地にはファンフェスト会場があって試合の日は大きなスクリーンで試合が観れる。そして、どこの街でも大小の会場があって無料で観ることが出来た。ファンフェストもそうだけれどもアレだけ利権の権化なFIFAに対して、放映権でどうやって「無料」フリーパスを採ったのだろう?本当にあちこちでスクリーン出して街頭中継していたのが印象的。

日本で開催した時は、大分のネットピアッツァで途中で街頭中継が自粛(?)されたけど、前回のニッポンでパブリックビューイングで囲い込んだヤツ、放映権をタテに街頭中継を邪魔したヤツラなんてみんな地獄に堕ちろと切に思う。その辺のサッカーの試合を街頭で見せることをフリーパスにしたドイツの運営委員会の手腕とそれを当たり前とするドイツのサッカー愛好者の力を感じました。

ドルトムント、大聖堂の前のケルン、ゲヴァントハウス前のライプチヒといった開催都市、有名なゲーテ像のあるワイマール、そしてライプチヒの会場写真の次はドレスデンのプラーツ(広場)の柵で囲った大小PV会場から、リューデスハイムの有名なシュホフのビアバーまで写真を並べてみましたが、どこかで何かしら中継している。

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観光地なケルンの大聖堂前も、ゲーテとシラーの像で有名なワイマールの広場もおかまいなく仕切って会場にしているのもさすが(笑)
そしてドイツ戦なら、ベルリンからリューデスハイムの小さな街までスッカラカンでみーんな仕事そっちのけで映像にかじりついていましたさ。
日本開催のときも、ネットピアッツァ前からレストランバーから駅の待合室まであちこちでテレビ観ましたけれどもやっぱ違いますね。日本も放映権のユーザに対する縛りがもっとリーズナブルならスポーツバーももっと盛んになるのになぁ。

あちらのノリは、日本ならちょうど関西・関東のコテコテプロ野球ファンが集まるお店みたいなのの拡大版な感じかなあ?あらためて 100年近く続く日本の野球ファン文化の奥の深さに感慨深いものがあります。日本のJリーグサポーター文化の場合、そうしたコテコテ感なプロ野球ファン文 化を広告代理店主導で塗り替えていく方向でスタートした経過がありますが、世界的なノリで行くとプロ野球ファン文化の方がサポーター文化として近いという 矛盾があることを感じ入りました。まさに百聞は一見に如かず。。。

だってイングランドやドイツのサポソングって、どう考えても日本なら六甲おろしや南海・近鉄な古めの球団歌やいてまえ コール、いざゆけ若鷹軍団ですよアレ。
その意味では千葉ロッテマリーンズ文化は世界水準?なわけで、Jサポーター文化に日本のプロ野球ファン文化のネイティブさをどう加味していくかが今後の大きな課題って‥‥サポーターは案外気付いていないのではないかなぁ???

2006年6月30日 (金)

WM2006ドイツの旅〜歓喜のレストランバー〜

P1090006リューデスハイムで立ち見していたドイツ×アルゼンチン戦勝利の瞬間。
つぐみ横丁に面したブロイヤーズリューデスハイマーシュロフ(ホテル)1階のレストランバーはドイツ戦をスクリーンで中継。
PK戦を制した時の歓喜の様子。
やっぱりノリが「プロ野球ファン」なんですよ(笑)

背中が映っているおじさんは奥さんと一緒に観戦してました。どんどんビールを頼んで観てましたが、いいプレーには拍手、ダメなプレーにはヤジ、そして喜ぶ時は仁王立ちという真似したいような観戦っぷり‥‥これまた「プロ野球ファン」な感じなんですな(笑)

2006年6月24日 (土)

WM2006ドイツの旅〜メヒコ先制!〜

P1080317ライプチヒでのメキシコ×アルゼンチン戦。
前半いきなり先制に湧き上がるメヒコサポーター。
ゴールの瞬間、ビールのシャワーが飛んでました!!
まるで博多山笠の力水のようで、とても美しい情景でした。

これくらいしなきゃ、サポーター席とは言えないけど、日本でやったら心の狭い人が多いから文句でるかな?代表戦はコンサートじゃないなら、これくらいの勢いがほしいところです、バモス!

WM2006ドイツの旅〜「イチバーン!」なライプチヒで観戦〜

P1080274P1080275 今回WM2006のチケットが当たったのはライプチヒ会場。今回の会場で唯一の旧東ドイツでの会場(ベルリン会場は旧西ベルリンにある)。

今回のWM2006が東西ドイツ融合の総仕上げと位置づけるドイツ側の意向もあり、旧東ドイツのスポーツの中心地ライプチヒは抽選会が開かれたりコンフェデの三位決定戦会場にするなど、ドイツサッカー協会発足の地として「イチバーン!」なプライドを持つライプチヒにかなり配慮しているらしい(^^;)。

が、「イチバーン!」なUEFAカップを獲ったライプチヒもむかしの光いまいずこで、現在はザクセン・ライプチヒが4部リーグに甘んじており、4部リーグのチームにこのスタジアム?と言われているそうな。。。2002年の大分や新潟どころではない
その辺の事情についてはコチラで。実際4部リーグの試合(大分スタで新日鉄大分×鹿児島するみたいなものだ)をこの巨大スタジアムでしているらしいのだがどんなものか観てみたいところ。

そんなライプチヒツェントラルスタディオン、巨大スタジアムの旧ツェントラルスタディオン(何と10万人収容の大スタジアム)の中に43000人収容の新スタジアムをこしらえたものとのこと。4部リーグに転落しているチームのホームになるのか?なスケールのスタジアムをリフォームしての新スタジアム、右写真の芝生の斜面がかつての旧スタジアムだというからその大きさや如何!(゚O゚)。

東西統一後急激に中心都市へ進化しているライプチヒ(ドレスデンに比べると外部資本が参入し切り取り次第といったところ。。。)で、このスタジアムは中心市街に無茶苦茶近い。トラムであっという間にスタジアムのある公園に着く。帰りは中央駅まで歩いて帰ってしまったくらい(笑)
なんて理想的なスタジアム。。。でもクラブは4部リーグなのだ。いつブンデスリーガになるのやら??

P1080268 P1080270 観戦したのは6月24日開催のマッチ50はアルゼンチン×メキシコ。わたしにとって2度のWM、通算5試合で3回目のメキシコ戦である。おまけにこの日の宿はメキシコ代表の前泊の宿舎と来れば偶然では済まない‥‥私の第2の故郷は間違いなくメキシコだ(笑)

とりあえずスタジアム入り口にある東ドイツチックなモニュメントで記念写真。周りにはドンタコスなメヒコサポやアルゼンチンな人も多数。中には日本人もちらほら。

入り口通路には屋台が出ていたけどスルー。しかし結果としてここで買うべきだった。。。と後で後悔。
チケットチェックのゲートへ行くと、荷物検査をしてから最初のゲートを抜けて、それからチケットをセンサーでチェック。OKが出るとあっさり入場。しかも半券ももぎらなかったのはびっくり!!おかげでネーム入りのチケットは無傷のまま(σ・∀・)σゲッツ。
かつてのスタジアムな斜面を登りスタジアムの座席だった斜面を下ると、現代的なスタジアムとご対面。その前でみーんなチケットを持って記念写真。わたしも撮ってもらいました。


P1080301
P1080276スタジアムはとても巨大。さすがはライプチヒ。チケッティングはメヒコとアルゼンチンな方々が固まってパッチワーク状に陣取られてたが、わたしたちの座ったサイドは‥‥やっぱりメヒコ側(笑)。
さっそく食べ物をとリサーチしてみましたが、さすがはWM。スポンサー以外のものがない( ̄□ ̄;) 。
ビールは水のようなバドワイザー、そしてポテチ。ドイッチェな人が怒るぞといった貧相なメニュしかなかった。。。こと食べ物なら、ファンフェストの方がはるかに充実していて美味かった。

試合は既報の通り、メキシコは開始早々アルゼンチンを圧倒しマルケスのゴールで先制。しかしアルゼンチンが盛り返してすかさずリケルメのCKからクレスポが競ってオウンゴール気味のゴールで同点。それから後はずーーーっと膠着状態が続くけど、マラドーナがご観戦のアルゼンチンが次第にペースを握って優位に立つ。メキシコは後半に切り札シーニャを投入するなどして立て直しペースを掴もうとするが、それをアルゼンチンがテベス・アイマールを投入して奪い返す展開。しかしメキシコもこらえて同点のまま延長へ。。。

中米と南米を代表する両雄の試合はとても見ごたえがありました。そんな試合を決めたのは延長前半のマキシ=ロドリゲスの見事なロングシュート。あれはすばらしかったです。そしてそのままアルゼンチンが逃げきって2×1で勝利。メキシコは前回大会でチョンジュで沈んだのと同じくまたもやベスト16で敗退となりました。何かわたしが悪いみたい(^^;)
結果的には大会の中でもこの試合はかなーりいい試合でお得な気分にあります。そして、両方のサポーターがクセのあるサポーターなので本当に観ていて楽しかったし勉強になりました。

面白かったのはハーフタイムなどの演出で「WM2006に集うサポーターの皆さん、アピールしてね!」といった空気に満ちていた。それに応えるようにメキシコやアルゼンチンだけでなく、メキシコの旗の横にはコスタリカの旗が、遠くにはアンゴラも。そしてドイッチェな人たちはドイツの旗を振っている。各国のサポーターが自分たちの居るのをアピールしてくださいといったところ。そうとは思わなかったのでナカタユニ来てこなかったのをちょっと惜しむ。で、FIFAデザインのJapanタオマフを振って遊んでみましたさ。

延長になってすっかり遅くなった帰りはもちろん大渋滞。それをトラムだけで処理しようとするライプチヒは最高!!みんな歩いて中央駅界隈や中心市街まで帰っていました。
この日はドイツも勝利し、みんな御機嫌で夜遅くまで賑やかなライプチヒでした。

WM2006ドイツの旅〜いざ、出陣!〜

P1080117 P1080243ライプチヒではメキシコ代表が前泊した宿と同じところに泊まりました。
そんなメキシコ代表の試合当日夕方の様子。
ホテルの窓にも下に停めている同行の車にもメキシコの旗が飾られ、スタッフ関係者とメディア、出待ちのサポーターが試合前に一丸になって気合い十分で選手を送り出そうとしていました。
いざ、出陣ってとこですかね?
日本代表はボンから直接乗り込んでいましたが、こうした風景はうらやましい限りです。やっぱりベスト16には最低入りたいと切に思いましたです。

2006年6月22日 (木)

ドイツへの道〜ノンチケ、ノンツールでバモ!〜

P1080095 現地時間、6月22日21時からのドルトムントの日本代表×ブラジル代表戦。結果はもう既にご存知の通り。この記事は帰国してから書いているのであらかじめご了承あれ。ナカタさんを讚えるのが目的なのは既に述べた通り。

飛行機と日程の都合でチケットの取れなかった(ダメ元でしたけど)ドルトムントには、早朝に到着したパリから移動すると言うステキなスケジュールで乗り込んだ。ナカタユニを仕込むセレサポなわたしと、ジーコが育てた?鹿ユニを仕込む鹿サポなyukiねぇの凸凹コンビは時差ボケと体調不良と闘いながら欧州に降り立った。

空港からパリ北駅へ通じる早朝の郊外列車の改札は気持ち良いくらいに切符を読み込んでくれなかった。仕方ないので強行突破したのだが今度はパリ北駅で出れなくなってしまった(つД`)。しかし、日本代表‥‥もとい、ナカタさんを讚えにどうしてもドルトムントには立寄っておきたかった我々としては何とか職員に片言英語で頼み込んで突破、無事にパリ北駅に到着。万全を期して、タリス号は一本遅い10時の便にしていたのだが、9時前の便に間に合ってしまった。

仕方なくパリから浴衣姿で出かける!荷物はどうした?な日本人女性たちやいっぱい背番号をデコレートしたガンバな日本人サポたちをうらやましく眺めながらポケッと待っていた。
10時半のタリス号に乗ってケルンへ。すごーく豪華な一等席の話は別にしてアーヘンでパナソニックカメラが昇天した段階でイヤな予感に気付くべきだったかも。。。いや既に出かける前からそんな予感はあったのよね。。。でもナカタさんのためにドルトムントに行かねばならない‥‥というか日本代表を応援せず何しにドイツに来たと言うのか。。。

ケルンから乗り継いだDB(ドイツ鉄道)の特急ICEはやはり混雑。ビストロ席に陣取ると、どこかでお会いしたようなベテランな方から若手の方までニッポンサポが通る。やはりニッポン戦なんだと実感。。。しかしそれ以上に多いのがブラジルサポ。既にビール呑んで出来上がっていてそのままビストロ席を陣取ってサンバ&ボサノバライブ開始。さすがはマッチ箱でもリズムを取って歌い始めるボサノバ王国は違う。。。
DBのスタッフもわかっていてニヤニヤしながら観ているだけ(社長と馬鹿なユーザの奴隷となったJR職員では考えられん寛容さ)、観ている方は楽しいのだが、既にここで気付いておくべきだった‥‥

そう、我々には世界がニッポンとわかるツールを何も持っていないのだ。
ユニ?青って誰がニッポンってわかってくれる???みんながわかるナショナルカラーは白と赤じゃないか。
コール?ミッシェル=ポルナレフやジンギスカンをもじる我々に自分たちのメロディーがあるのか。
我々?そもそもニッポンの歌でサポで共有できる歌あるか?相手はイパネマの娘をみんなで歌う。
自分の頭をいろいろ回してみても、セレッソな歌ならいくらでも思いつくのだけれども代表‥‥でポンと出てくるのってニッポンコールだけ。。。
周りの日本サポはブラジルサポの盛り上がりを顔を見合わせて苦笑いするだけ。相手は無茶苦茶楽しんでいるのにこちらは何と大人しいことか。。。それは単にシャイなだけでなく、どうも我々って普通にニッポンを表現する共通土壌が何もないみたいなんだ。ってことに気付いてかなりショックだった。

そんなモヤモヤ感をもちながらドルトムントのファンフェスト会場へ。
でかい。しかも無料。おいしいビールと屋台の軽食。本当に楽しい。
前回のニッポンでパブリックビューイングで囲い込んだヤツ、放映権をタテに街頭中継を邪魔したヤツラなんてみんな地獄に堕ちろと思った。放映権を買い取ってフリーでみせるくらいの度量はなかったのかい?みんなでワイワイやる文化が育たてるための投資なら安いじゃないか。。。

で、当然のことながら、ニッポンサポでノンチケで居るのは少数派。みんなスタジアム観戦なものだからこちらで日本人を探すのも一苦労。どうぞスタジアムではサムライブルーで美しい一体感でがんばってくれ、こちらは孤軍奮闘でがんばるぞと思いつつ‥‥周りをみても、会場は現地にすむ日本人か、日本人が居るかと(いろんな)期待して来るドイツ人くらいが日の丸持つくらいで本当にいない(つД`)。誰かアウェイサポの手法「1ケ所に固まりましょう」作戦があるのかと探してみても、余りに多いブラジル人とドイツ人の海で完全分断される始末(´д`;‥‥サムライブルーどころかこちらがブルーになりそうな展開。。。
そんな様子はKNNドイツサッカーレポートのコチラでよくわかりますので、参考にリンク。

P1080101P1080104 せっかくニッポンを期待して会場に足を運んだ現地人に申し訳ないなぁと、代表ユニと鹿ユニのふたりでシンプルにニッポンを来ている外国人にプレゼンしアピールすることに決める。そして、何と言っても世界のヒマ人らと遊ぶには、ニッポンとわかるサインを用意しないと彼らのゲームに参加できないことがわかってきた。

そこで、あちこち探し歩いて、6ユーロで日の丸を調達。ふたりで選手入場のように日の丸広げて街を闊歩することにした。
コールは???ヤケクソだったので「モリシ、モリシ、森島。ゴールゴールゴールゴール」と連呼して凸凹を選ばなかったジーコに八つ当たり(笑)「アツシのゴールがみたいー、みたーい。」とか思いつく限りのコールで行進して再び会場入り。日の丸をマント代わりに観戦しましたよ。

国内のヘタレに「国旗や国歌」を押し付けられるのはまっぴらご免だが、世界中の人たちの中でゲームに参加するには、誰でもわかるナショナルサインは必需品。だって誰かわからないじゃ相手にされようもない。Jオールスターにどこのサポでもありませんてな顔するようなものじゃないか。
それだけにナショナルサインのデザインにはもっと戦略的視点が必要なことも痛感。はっきり言ってあんなデザインの悪い国旗や国歌は作り替えてほしい。白赤じゃなくて赤白ベースの「日の丸」、行進曲のようなアレンジの「国歌」がほしいが今のところはこれでガマンしてやらあ。と王道ニッポン人をアピールして歩きました(絶対に国内ではあんなださいデザインでは闊歩しない)。

Itms_japan_logo_1 てなことで、外国人でもわかるナショナルサインを身に付けて会場を歩けば、ドイツ人のおばさんたちが捕まえてくれて記念写真撮ったり、ブラジル人に「15-0で勝つぞ」なんて煽られる。「おまえのとこに返品してやる」と言いそびれたけど、何らかの反応があるのも彼らのゲームに参加しているからこそ。ブラジルやメヒコやゲルマンな人たちなど世界のヒマ人のゲームに参加出来た証しでした。

それにしてもツールがこれだけというのは貧弱。白地に赤丸の組合せってデザインしにくいのも正直なところ。なるほどユニフォームが青なのも別な事情があろうともその選択もわからないではない。
この日わかったことは、世界大会でニッポンを遊ぶにはあまりにもツールがなく、そして肝心の我らの代表はまだまだ弱い。。。スタジアムで国の誇りを‥‥なんて妙な愛国心に震えるだけのサムライブルーだけだと、街を闊歩するヒマ人の祭典、WMというサッカーの祭典に絡めたゲームに参加し、どうニッポンを表現するかなんてことなど思いもよらないだろう。世界にニッポンをどう知らしめるか?ナカタさんが代表で悪戦苦闘したことのサポーターレベルでの目標はこんなところにあるのだろう。精神論より前にニッポンをどう表現するかデザイン・グッズ・サポーターソングから何とかしてほしいもの。。。

 そんなことを思いながら、試合開始前は、地味な君が代を無理矢理絶叫モードにして日本人いるぞーとアピールしてから、試合開始。
前半は無残に攻め込まれるも、川口の落とし穴のある好調セーブでみーんな褒めてくれるのでニッポンバモも好調。そして予期もしなかった玉田の先制ゴール!周りがザワザワする中でおおはしゃぎでニッポンバモをアピール。みーんな握手してくれた。結果はともあれせめて一太刀は浴びせないと引き下がれない。近くでブラジル人ねーさんが失神してたりしてショックだったんだろうなぁ。。。玉田ありがとう。君のおかげでメンツが立ったヨ。

ところが、前半をなんとかしのげば、少なくともハーフタイムは「ニッポンやるじゃない」と言われたはずなのに‥‥あっさりと失点。そして、お祭りはオシマイ。。。
後は王者のサンバ大会を傍観するだけだった。。。ブラジルのナショナルカラーを思い思いに身にまとって遊ぶサポたちは、
ちょうどサポーターとJクラブの関係のような丁々発止な国とのつきあい方があってうらやましかった。

そんな姿を観ながら、自分たちもJクラブであれこれやってきたように地道に自分たちで積み上げなければならないことがあらためて確認させられた。ドイツのサッカー風景に触発されてJリーグを立ち上げてきた川淵さんのやり方はその意味では正しい歩み(オシムを強奪するのは許されざることとしても)であり、Jのサポ文化から世界水準な、国民と国のつきあい方って生まれるはず。でも案外、そんな社会像と重ねる議論って湯浅さんとか別にしてネットなライター系にはあんまりないんですよo(´^`)o。

確かに、試合を終えて帰る時には4年間の虚しさ、黄金世代を奪われ何も残らず、負けた悔しさが大きかった。けれども、個人的にはサムライブルーなんて商業主義一辺倒にならない代表を応援する答えを得たような気がしている。
世界のヒマ人が集うゲームに参加してみんなと遊ぶのは楽しい。それに参加するには、自分たちの代表がちゃんと出て、自分たちでサッカー文化と相手に合せない自分たちの文化を自分たちでつくる積立てが欠かせないということ。そのために代表もクラブと同じつきあいで叱咤激励する必要がある。だから代表を応援するということにつきる。国の誇りなんて積み上げる中からついてくるものだ。

そのために無為に過ごした4年を糧に、Jクラブと代表を合わせ持ってみなければ行けないことを再確認できたのがドルトムントの大きな収穫でした。

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ドイツへの道、シャルルドゴール空港からパリ北駅へ

P1050110上海を後に欧州へ飛ぶ。着いた先はパリのシャルル=ドゴール空港。
さすがはパリの玄関口、でっかい。早朝に着いたので人影も少なく静かなもの。
ちょっと薄暗くて人工的な香りのする入国審査はあっさりクリアして欧州の第一歩を刻みました。それにしてもおフランスは何か「人工的」でクール。あんまりネイティブな人臭さがありません。
ここから郊外列車のLineBに乗ってパリ北駅へ出るのですが切符の購入に一苦労。幸いチケット売り場が開いたので切符を購入。固い厚紙の小さな切符を持って改札へ‥‥。郊外列車は刻印機に切符を入れないと入れない。しかし案の定私の切符は「ブブー」とイヤな音で刻印機は受け付けてくれない。ふと横をみると若い兄さんは刻印機を無視してバーを飛び越えて行ってる。
「ふーん、多分に機械は信用できないんだな」と思い、同じようにバーを乗り越えてホームへ(ノ´∀`*)テヘッ
ホームで親切なフランスっぽい方にパリ北駅で止まる列車を教えてもらい乗車。郊外列車はシャルルドゴール空港から出ていて朝日のまぶしい平野をかなりのスピードで快走しながら各駅に停車していく。沿線は研究機関っぽい建物が多くてびっくりしたのが乗ってくる人がどの人もどの人も所謂おフランスっぽい人ではない。アフリカ系、イスラム系、インド系‥‥ぜーんぶバラバラ。そしてわたしらアジア系。何だかフランスと言う国はフランス代表そのままな雰囲気なのねと実感、さすがは共和国と関心した次第。

無事にパリ北駅に着くものの、案の定、さっきの切符はまた「ブブー」と受け付けてくれない(つД`)。改札を出れなくなった。。。同じように乗り越えようにも今度は透明なドアとセットなのでさすがに突破できない( ;゚д゚)アワワワワ…
どうしたものか?と二人で悩んでも仕方ないので駅員らしいネグロなお兄さんがブースに座っていたのを捕まえてアジア系の二人で直談判。
英語で「出れない(つД`)」と訴えると、やはり機械は信用されていないようで同じ制服の人がいるから聴いてみなさいと返答。でも改札にそんな人はいなかったので「そんな人、いなかったよー」とねぇさんが答えると、お兄さんは仕方ないなぁと横にあった出入り通路を案内して通してくれた(;゚∀゚)アレ?‥‥ってそこ出てよいの??とビックリ。直談判は女性主導に限る?!
ついでにタリスの乗り場まで教えてくれたので本当に助かりました!メルシー!

P1050123 P1050120P1050116 そんなこんなでたどり着いたパリ北駅は、フランス国内の特急、ベルギー・オランダ・ドイツ方面の国際特急タリス、そして英国行きのユーロスターとまさに国際ターミナルステーション。タリスの受付があってチケットの確認をして後はゆっくり列車を待つのみ‥‥こちらはさすがにスムーズ。

思ったより早かったので暇つぶしにコンコースのカフェで新聞読んで昨日の結果を読んでみたりとくつろぐ。で、イスに座っている我々に何やら話しかけてくる女性が来る。なに言っているのかわからなかったがどうやらお金恵んでくれと言うことらしい、そんな人につかまるのもパリっぽいってコンコースにチラホラ居られました。
それを避けて表に出てみるとさすがはターミナル。駅は巨大な歴史的建造物が外観でした。それにガラスのオープンな建物が増築でつながっている辺り欧州らしいデザイン。前の歩道が工事してたので写真に撮るのがイマイチでしたが、とりあえずパリの空気を味わいましたさ。

駅コンコースにはドルトムントへ向うサムライブルーがチラホラ。そうした一団より一本遅い列車でパリ北駅を後にベルギー経由でケルンへ向う4時間の旅、と言うのがなんともヨーロッパらしい。20世紀に独仏戦でドイツ側が何度も往来したルートでもありますね。それ以前はフランス王やナポレオンがベネルクス諸国を攻めた道でもあります。
奮発したタリスの一等席に乗って、それではオールヴォアール♪

2006年6月21日 (水)

ドイツへの道、海を越えたら上海と観光ガイド

今回、九州からドイツへ行くにあたってトランジット先にしたのは上海浦東国際空港。中国東方航空を使ったので安くいけました。
実際、九州からだと成田を経由するよりも上海や仁川を経由した方が安いし便利だ。この辺は前回のWM2002で札幌や仙台よりもスウォンやソウルのチケットを取った方が近いという九州の立地条件が大きい。
九州島は日本列島では西端だが、東アジアから見れば朝鮮半島から台湾まで連なる島弧の輪に属するんだよね。牛後となるより鶏口たれ、は九州人にこそ聴かせたい言葉だね。九州は東アジア国家として独立すべきだよ(微笑)


まぁ、関西・関東では考えられない発想だ。成田はいざ知らず関西・中部クラスでは「国際空港」足り得ないのは近くに上海や仁川という巨大国際空港があるためだ。
但し、上海をトランジットにするには中国政府の「官僚的」な公安体制がネック(´д`; 。
現場サイドではトランジットを受入れるホスピタリティーは十分で帰国の際に遅れた時も空港職員が案内して誘導してくれたが、トランジットでいちいち入国・出国手続きが必要なので長蛇の列に並ばねばいけないのが難点。
欧州路線で中華系航空会社を使ってもらいたいならこの辺は融通効かせた方がいいと思う>中国政府。
日中間のビザのやりとりやトランジットの簡素化が進めば、今後融通が利けば首都圏を持つ成田以外は上海や仁川の国際線のローカル線になりかねないポテンシャルを持っているですよ。
まさに、井上陽水の「なぜか上海」海を越えたら〜、シャンハーイ♪

P1050068 P1050102 で、ドイツ行きの前に時差ボケ待ちでいたのが上海。ニッポンとは1時間時差がある。
上海観光ではあらかじめガイドをつけてもらうことにしていました。理由は単純で浦東空港から市街地に行くのがけっこう面倒くさいのと上海で簡単にまわるにはガイドさんに運転してもらうのが手っ取り早いから。

空港で女性のガイドさんのカンさんとお会いして案内してもらいました。上海ではトランジット待ちで午後から深夜まで半日程度余裕があったので豫園から黄浦江の外灘(租界)・新天地を回ることができました。上海雑技団のチケットや
黄浦江のナイトクルーズも手配していただき、まさに「上海ダイジェスト」に謝謝(・∀・)

基本的にはベタなコースで日本人や中国人のツアー客も多くありましたが
上海は観光ガイドが充実しているようで、観光コースではガイドに案内してもらう観光客を見かけることが多々ありました。
実際、上海では旅慣れたら別として、アルファベットで何とかなる英国・ドイツなどと違って漢字と中国語で意思疎通するのはけっこう難しい。ので一日ガイドがあると手配してもらえたり基本的な知識を得ることができるので上海旅行の強い味方になりました。
今回はダイジェスト上海でしたが、租界や香港資本のおしゃれな街並みの新天地もじっくりとまわってみたいと思いました。
今回はモンスーン時期で暑かったで、もう少し涼しい季節にまわってみたいものです。


上海の観光ガイドをみて思ったのは、我が国でも「ヨーコソ・ジャパン」とビジット・ジャパン・キャンペーンを張っているのなら、英語圏はもちろん中国語圏や韓国語圏の近くの観光客も案内する「日本人ガイド」に力を注げばいいのにと思った次第。
自分たちの逆パターンで日本国内の旅行する
中国語圏や韓国語圏観光客を相手にガイドがあればかなり利便性の高い旅行を提供できるだろうに、近くの大口顧客を逃さないためにも外国人向け観光ガイドをビジネスとして軌道に乗せることが必要じゃないですかね?こちらの受入先も無理解によりトラブルが回避できてリスクが少なくていいと思うのですが。。。
レートの問題で高額なのかもしれませんけど、首相のアホなPRを空港で流すよりもアジア圏向け観光案内人を育成するような方策に金をかけてほしいものです(:-P

ちなみに日本への中国人観光客は個人旅行ではビザ発給が遅いらしい。というのも頭固いオッサンたちが「犯罪でくるんじゃないか?」と警戒しているからだそうだ。一部の悪貨のためにビジネスになる良貨をおろそかにするなんてバカバカしい(:-P

追伸
P1050104 そんな上海でも新天地のレストランバーでは、やっぱりWM2006の中継を出していましたヨ。暑いので夜に野外にも座席が出ていてみなさんワイワイやってました。
お隣韓国でもWM2002の再来な大バモ再現したそうで、ましてや出場していない中国上海でもこれなんだから、いい加減電通さんも考えをあらためてくださいよ(:-P

WM2006ドイツの旅〜10日間独逸のあれこれ〜

P1080267てなことで、新婚旅行を休む言い訳にしてわたしとyukiねぇのふたりで10日間の独逸あれこれツアーを敢行してきました。
日本を21日昼から出発し、ドイツを現地1日の15時にフランクフルト空港から帰国の途につき、2日の朝に上海でトランジット、そして13時に福岡空港に到着しました。ところが1時間遅れのために荷物が上海でストップしてしまい、残ったわたしが引き取ったのは22時(笑)。時差ボケなので夜中のドライブでも苦にならず無事帰還しました。

21日に上海でトランジットし22日朝になぜかパリのシャルルドゴール空港(笑)。時差ボケながら、そこからDortmundまで移動すると言うスケジュール。これはかなり無謀でいきなりファンフェストでブラジル人&ドイツ人に囲まれるとは思わなかったので悪戦苦闘(笑)。おまけに国際特急タリスでのドイツ入国記念でアーヘンで写真を撮ろうとした途端にわたしのLumixくんが昇天というアクシデント発生(´・ω・`)ショボーン 、でyuki姉さんの旧型Lumixで撮影する羽目になってしまい思ったように写真が撮れませんでした(苦笑)
何とかドイツのやり方を学びながらあれこれ探索、悪戦苦闘の10日間でした。

22日は、パリ北駅→(国際特急タリス)→ケルン、ケルンからドイツ鉄道(DB)のジャーマンレイルパス使いたおしでドルトムント入り。いきなりファンフェスト会場へ突入して日×伯戦で沈没。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。。
23日は、ドルトムントを後に韓国戦のあるハノーバーに惹かれながらもライプチヒへ移動して廉太郎レリーフを確認する公務遂行(笑)。宿はメヒコ代表と一緒というハプニング。ライプチヒのファンフェストで仏×トーゴ観てた。
24日は、午前中にデッサウのバウハウスを観てから、メヒコと既に出来上がっているゲルマンな若衆たちの乗る田舎列車でライプチヒに戻る。ライプチヒのファンフェストは超満員のスクリーン二段構え体制。街はスッカラカンで先制ゴールで街が揺れた。そして唯一取れたチケットでメヒコ×アルゼンチンを観戦。
25日・26日は東の果ての田舎ドレスデンでうろうろ。25日はアルテマイスターで無造作に飾られた名画を拝み小さなPVでイングランド×エクアドル観てから宿で葡萄牙×和蘭の乱戦を観る。26日はモーリッツブルク城へ行き、ジブリーで観たような風景なマイセンに寄ってドレスデンに戻り、宿でスイス×ウクライナ観た。
27日はGO WEST。ワイマールでドイツのとっても偉いさんゲーテを拝み、ゲーテ像の前を占領してたPVで伯×ガーナの一方的な試合を観てからアイゼナハで一泊。ここで仏西戦で無敵艦隊が撃沈されるのを観る。
28日は一応本業ですから古城のヴァルトブルク城をみてからケルンの鯱系の友達と再会して旧交を温めるのとドイツの歩き方を教えてもらう。ケルンの大聖堂の前にファンフェスト会場があって、会話はオシムネタと玉田。
29日はライン川を上りコブレンツのエーゼンブライトシュタイン要塞を拝む。一応本業ですよ、本業。
30日はライン川のローレライなど定番コースを下らずに船で6時間かけて上ってリューデスハイムに到着。夕方にリフトで高い丘に上りラインラントを眺めていると麓から国歌斉唱が聞えてくるくらいのドイツ×アルゼンチン戦な日で、つぐみ横丁というワインなレストランバーが並ぶ観光地なのにみんなPVかテレビ。ドイツのPK勝ちに小さな街でもお祭り状態‥‥ベルリンはどうだったんだろう??? 宿に戻って伊×ウクライナを観る。

そして、1日はせっかくの好カードがありながらタイムリミット。飛行機の中で何もわからず(つД`)。。。で日本国到着という案配でした。

ちょうど、ケルンから時計回りに中部ドイツのザクセン・チューリンゲンを一周して、それからフランクフルトまでライン川をさかのぼるコースでした。
うーん、片言のドイツ語でしたからあちらこちらで迷惑かけたみたいだったけれどもWM2006(ドイツではこう標記)だから許してくれるよね?というドイツ旅行でした。

本当にサッカー大国の奥の深さ、歴史と文化の雰囲気、ドイツという異国の地を歩きながら彼我の違いを考える刺激的な旅行でした。詳しいことはそれぞれトピックを立てて「WM2006ドイツの旅」で書いていきます。

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