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2013年5月 1日 (水)

「縄張り研究」を踏まえて、突き詰める。

先だって、『建築史学』59号に掲載された木島論文につい紹介しました。
http://nakatake05.blogcoara.jp/nakanishiyalab/2013/03/post-7467.html
長らく、九州に
て木島さんと議論(うだ話とも)を通して学んできた内容がようやく論文化されました。
また、『海路』11号にて「
九州にとって「織豊」とは 織豊系城郭の様相と近世大名権力」文章化され
こちらは木島さんが長年
進めてこられた研究のダイジェスト版のようになっています。

長年の
議論の中で、いずれ隣接分野(文献史学・歴史考古学)から一部の研究者縄張り研究の方法論に攻勢をかけてくるだろう、
その時にどういった姿勢で臨むかが問われるといった認識を共有し、うだ話を重ねてきました
その中では、非文学部ベースの工学部系研究者
目線を以て、物証である遺跡の史料的活用を突き詰める
して、村田修三氏の提唱以来の城郭研究の研究史(当然、その研究史は特定の地域に偏ったものではなく、
全体を見据えたもので
なければならないのは言うまでもなく)を踏まえて、
「進化論的形式学に基づく年代観」
研究手法の柱として突き詰める。
の上で、そうした「問題」が起きた際には、彼らの拠る研究手法そのもの斬り込むことで問題点あぶり出し
城郭跡の史料的活用から既往の学際的研究の再検証を如何に問うか、この点を常に議論してきました。

今日、
そうした「問題」が提起された中で、上記論文を通してこれまでの議論がようやく文章化されたことは実に感慨深いことです。
別件、これまで一連の議論について批判?も頂戴していましたが、なかなかご回答しなかったのはそうした理由あったからです。
私のように目先の議論で手一杯な若輩と異なり、深謀遠慮を以て研究を進められてきた先達から議論やうだ話の中で学んた視点を
勝手に先に文章化
して論じるわけにはいかないものです。
しかしながら、ようやく解禁みたいなものですので、
少しでも「宿題返し」できるよう、来たるべき「戦線」に備えたいと考えています

ということで、
ウェブログをみればわかりますが、この機会にいろいろ下調べもしてきました。
また、
ちょうどいいタイミングで、『発掘調査のてびき』も既刊+新刊で揃います。
遺跡の発掘調査
の視点と年代比定について、文字史料による歴史学、建築史学との関係がどうなっているかを確認できるいい書籍です
文字
史料の成果に過度に依存せず、進化論的形式学に基づいた遺跡分析から得られた成果をもとに、文字史料の成果を勘案する
そういった自律した「遺跡の歴史学」
を学ぶためにも、今の環境を活かして突き詰めたいと思います。

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