« 8年ぶりの糸島。 | メイン | 岩波新書『信長の城』 »

2013年2月12日 (火)

お城屋さん、故郷に帰る。

2月第1週まで原稿のヤマでしたので、ここまでウェブログを控えてました(^^

ということで、三連休は実家に帰省してお城の図面を書いていました。
場所は、和泉国日根郡にある千石堀城跡です。

Img_1168
二重の横堀に比べて内部はだらっとした感じですが、よーくみてみると……。
周囲の切岸は弱いのですが、対称的に主郭はしっかりしたものです。

Img_1183

主郭の周囲にある曲輪はゆるっとした感じに切岸が流れていますが、丹念に拾うといろいろみえてきます。

Img_1166

Img_1177

よくみると、虎口プランもみえてくる、そんな千石堀城跡です。

これまで15年間、九州の在地系城郭と織豊系城郭を主戦場にやってきました。
美作国で宇喜多氏の山城と陣城を調査した以外では、なかなか関西で城郭調査をする機会はありませんでした。
1〜2日程度でちゃちゃっと調査するスタイルではないので、何度も往来するのが資金的に厳しいのが理由です(^^
今回、三連休があって天気が良かったのと、正月明けにこの城跡を案内していただき、その際「はっ!」と気づいたのもあって、
はじめて実家に帰省して腰を据えて調査に出向くことにしました。

故郷は、天正13年の岸和田合戦から根来攻めに続く戦場の地です。
紀州街道・熊野(小栗)街道・粉河街道・水間道など小さな頃から見慣れた歩いた古道と、土地勘と、
これまで自分が勉強してきた城郭史の調査法と視点、
そして、これまで岸和田城シンポなどをみて、和泉の中・近世史移行期研究の動向と史料を押えてきたこと。
これらのいろいろなあれこれが、ようやくボクの中でつながってひとつの叙述が紡ぎ出される。
長いことかかったけど、縄張りを読む力と土地勘なら関西の他分野の研究者と十分にわたりあえる。

というわけで、お城屋さん、故郷に還る。
少しは親孝行になるかなあ。そして市史編纂の事務方だった亡き祖父も喜んでくれるかな?(^^

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blogcoara.jp/t/trackback/143624/30991311

お城屋さん、故郷に帰る。を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

Foxkeh! フォクすけ!


  • Firefox ブラウザ無料ダウンロード
Powered by Six Apart