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2012年4月 6日 (金)

『戦国の軍隊』を読む。

西股総生さんから新著『戦国の軍隊』をいただきました。ありがとうございますヽ(・∀・)ノ

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さっそく4月2日から通勤の西鉄バス内で読みました。
西股さんが以前に城郭研究者セミナーで報告された際の「兵種別編成方式」の視点をより進化させて論をまとめられています。
後半の織田・豊臣軍の性格とそれにまとわりつく兵站線の問題も興味深く拝見しました。

とあれ、「兵種別編成方式」については、今日の動員でも見られるような現場での単発的な編成ではないのかと思いつつ読みました。
方式といえるまで恒常的に機能したかは疑問ですが、史料からはある程度それを見越した動員要請(実際にできたかは別)まで到達したという印象です。
また、戦国期の城郭跡はその大半が防塁型ラインで囲い込むスタイルが主流だったことを思えば、野戦で組織戦が出来たのか少し疑問を感じます。
などと言う前に、負けぬように、西股さんの提示された視点を検証して城郭跡や史料からどうなのかを考えたいと思います。
一方、兵站線の問題は、豊臣軍の西日本進出の際にフロイスが指摘しているところですが、
他の軍隊では兵站線の限界を前提に作戦展開を図ったのに対して、多大な兵力を投入し、兵站線の問題も押しきるだけの実践力こそが、
朝鮮出兵に至るまで振り切れるほどの軍事性を極めた豊臣政権の特徴が出ているのではないかと思う次第。

いずれにしても、春から興味深い成果と刺激をいただき、ありがたいことです。

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