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2011年12月24日 (土)

三連続外桝形虎口の下原門。

24日は豊後岡城に踏査。
行ってみると、下原門跡の樹木が伐採されて見やすくなっていました。
私が拙稿[2007年、http://ci.nii.ac.jp/naid/110007043710]で、下原門と併せて三連続の外桝形虎口と
申していた豊後岡城の東の城門です。

まずは、拙稿をもとに、2008年の村田修三編『日本名城百選』(小学館、2008年)に掲載した豊後岡城下原門部分の縄張り図。
黄色の連続桝形虎口部分の形状にご注目。おおむね、城郭研究の間では認知していただいている次第。

Photo

24日の昼前に撮影した、伐採した下原門付近の写真です。

Rimg5716

ちょっとわかりづらいですが、『名城百選』で示したような連続外桝形虎口の遺構があります。
奥に┏ 状の「腕」があり、手前から真ん中に┓状の「腕」があるのがわかるでしょうか。

さらに奥には下原門を形成する三つ目の「腕」があり、これらで三連続の出撃路である外桝形虎口を形成します。
以前、公表した縄張り調査の通りに現況遺構が残されていることがあらためて確認できました。

わかりづらいので、手前ふたつの「腕」について、補助線を引いてみます。

Photo_2

いかがでしょうか。

主郭からの城道と並走して東ノ郭(御廟跡)から押出す出撃路となっています。
全国でも興味深い事例であり、豊後岡城の独特な縄張りプランの特徴が如実に現れた遺構になります。
縄張り調査による外桝形虎口の評価を提示することを以て、今後の整備に際して遺構の性格を踏まえた慎重な遺構保全を要望します。


☆追伸
御廟所跡となっている東ノ郭の北西側に続く第2郭付近では竹薮の伐採が行われています。
ところが絵図にもある水ノ手の虎口と土づくりの櫓台跡(写真、根元の盛り上がり部分)に伐採した竹が積まれた状態にありました。
遺構保全の観点から、現存遺構に配慮した伐採作業を強く要望するところです。

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