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2011年12月 1日 (木)

しわす。

博物館学の解説には、こうしたことはあってはならないとされる「扱い」を受けたのは去年の4月ではありましたが、
これを機会に、ハコモノの閉じた世界から抜け出して、城郭跡の調査を主体とする歴史の研究生活をベースとした生活も2年目。
中・近世の時代から続いているかのような伝統的な地域社会とコミュニティーの片隅に異邦人として身を置くという得難い経験の中で、
ハコモノの中では身に付ける機会の乏しい経験を積み上げる日々。

去年は、ネイティブでさまざまな年齢層の人たちが営むコミュニティをみながら、歴史研究で対象となる人の営みを考えるヒントを得たり、
別府大学の非常勤講師で集中講義を行うために、1979年を画期とする縄張り研究ベースの城郭研究のおさらい。
そして、中国地方に赴き織豊系城郭の城郭遺跡を調査する機会を得て、在地系城郭と織豊系城郭の両方を把握できるよう勤めました。

今年は、久方ぶりに家屋の調査を通して、建築学科時代におなざりにしていた「今日の建物」を読みとる訓練をする機会を得ました。
おかげで、城郭跡だけでなく建物を把握し調査する目線を鍛えることで、「歴史学ベースの建築史」へ回帰するきっかけもできました。
その間に、文献史学や考古学などが絡む学際的研究であると共に、各地で文化財整備が活発化する城郭遺跡の議論の中で、
自分の立ち位置を明確に打ち出すことで議論の枠組みを意識的に広げて、城郭研究の議論を活発化させるロールプレイを意識してきました。

もちろん、ロールプレイをするからには、広げた風呂敷に負けぬよう自らの中身を充填する作業もやらねばなりません。
12月は大きな仕事である倭城研究シンポジウムがあります。
城郭跡と建築遺構を軸に遺跡を読み解く歴史研究をしっかり実践できるよう、
最終目標を目指し、万全を尽くして臨みたいと思います。

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