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2011年10月 9日 (日)

日本史研究会2011大会に行ってきました。

(先週書く予定が風邪でダウンして書いているのは17日。日付を遡及させてますのであしからず。)
9日、日曜日は実家から南海→お京阪に乗って七条で下車。
京都の国博や三十三間堂、豊国廟を横目に京都女子大まで遠征してきました。
目指すは、久方ぶりの日本史研究会大会です。
6月に大阪歴史学会大会に行けずにちょっと悔しい思いをしたので、今回は城郭談話会と抱き合わせ参加です。

七条駅から歩いていくと、目の前を赤いバスが!をを、これがプリンセスラインか。
ということで早速、乗車。
京都女子大学までラクチンで行きました。
京女大と京都駅や河原町をつなぐので、てっきり京女は自前でバス路線を持っているのかと勘違いして運転手さんと話してましたが、
どうやら京都急行バスの路線なんだとか(..ゞアセ
知らない人がみたら絶対京女の通学バスと思うよなあ。。。ということで大会行く人は誰も乗らずタクシー状態で大学まで。

古代・中世史部会に行くと盛況だったので後ろが空いてなくて前の方に陣取る。
古代はええかということで、荷物を置いて大会2割引の書籍コーナー巡り。
当たり前ですが、日本史ばかりです。
ということで、日本史は日本史でも日本建築史な『新訂版 寝殿造の研究』と『大工頭中井家指図集』を仕入れてきました。
それから中世史部会の報告に戻り、昼休みに再度チョコチョコと研究に必要な書籍と資料集を仕入れました。

さて、今回のポイントは中世史部会の大田壮一郎氏の「室町殿と宗教」報告。

Rimg5654

(大田報告。一見、席が空いているように見えますが、この後ろにたくさんの人が座ってます、あしからず。)
中世後期の幕府と宗教政策について義満期を軸に、鎌倉から南北朝を経ての変化の見通し、室町から戦国への見通しを絡めて、
いろいろな宗教、研究視点から論点を出して整理していこうと言う印象を受けました。
また、京都の研究会なので、京都近郊を舞台とする室町幕府論・寺院論は多くの研究者が絡んで盛り上がる内容だなあと思って拝聴。
討論はその通りに論点が多く出されて拝聴していて楽しいものでした。

Rimg5655

(討論。一見、席が空いているように見えますが、この後ろにたくさんの人が座ってます、あしからず。)
詳細な論点整理は「日本史研究会」を読んで下さいませ。
別件、田舎すまいにとっては、日頃書籍でお名前を拝見したりウェブで書かれている方が
「この人なのか」と発言する姿を拝見するのもひとつの楽しみ。
と言っても、壇上で議論を展開される方々もそろそろ私と同世代になりつつあるので、
別の世界の話じゃなくて、こちらも遺構論の立場から陣営を立てるようにならないといけないですね。

自分自身としては、室町殿をはじめ武家・公家の邸宅や寺院建築などこの時代について日本建築史はいろいろと研究成果があり、
またこの時代くらいから指図などの資料もでてきますので、建築から今回テーマになった「室町殿と宗教」に絡めるなあと。
今回の議論に絡むならば、足利将軍邸の間取り、公家・武家・寺家のすまい、寝殿造から書院造の変遷を絡めてでしょうか。
そういった「建築史目線」から研究視点を考える上で、向き合う形になる文献史学の側の論点を学ぶ良い機会になりました。

また、この日は寺院遺跡縄張り調査のパイオニア?Fさんも昨日に続いてお会いしました。
縄張り調査の有効性が紹介されたのも、この日本史研究会の大会でしたが、
帰りは、遺構論の目線から今回の報告の感想をあれこれ言いたいことを交えて議論しながら京都駅まで歩きました。
とても楽しくて、とても充実した1日でした。(この反動で風邪でダウンしたのかも)

日本史研究会を拝聴していて面白いなあと思ったのは、よくもわるくも京都の研究会というところかと(当たり前か)。
そして、学芸員さん絡みは秋なので動けない反面、大学人はかなり集まりやすいんだろうなあと思うところもあり。
そういったこともあって、京都に近く首都に近いか直結したテーマ&ロングスパンの時代を扱うと盛り上がるのではないだろうか。
なぜなら京都近郊の大学に所属する研究者がかなりの準備を積むから。
その一方で、地域が広がる戦国大名論とかは、各地の研究者が集まらないと行けないので論点が整理されず消化不良になるのかな。
もひとつ古代中世と近世で分かれるので、豊臣政権論とかむずかしそうだなあとちょっと思う(例会とか賑やかみたいですけど)

今回の「室町殿と宗教」も地方にめくばせした章立てもありましたが、
新幹線でやってきた関東の大学が集まる方面の「鎌倉府統治範囲は別だぞー」な方々の声はあっても、
大学の薄く京都から微妙に遠いところは弱いし、ましてや禅宗寺院が幅を利かせた筑紫は皆無な感じでした。
私は豊後から来てますけど実家が泉州だから帰省ついでで参加してますが、九州史学な方はもっと来てもらわないとねと思いました。
次回はぜひとも「豊臣政権と惣無事令」とか期待します。(来年は中世前半かもしれませんが)
ともあれ、以前は館詰め&秋の展覧会シーズン直前で連休なんでとんでもないでしたが、今はただの事務屋身分で土日フリーですので、
たぶん来年も帰省と2割引目当てで参加すると思います(^^

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