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2010年9月11日 (土)

大分市には、府内城がある。

大分市の真ん中には府内城がある。そもそもここは府内。大分という呼び名は郡名からきたものと思われ。
現在は城址公園になっており、内部は旧県庁建設時に堀が埋められ(現在は大分文化会館)ていますが、主郭部の残りは案外良い。
意外にチカッパは行かないのが常でありますが、過日に時間があったので炎天下ぐるっと回りました。
大手門や櫓のほとんどが戦災で焼けてしまったため、後に復興されたなんちゃって櫓が外側の石垣塁線にありますが、。
その中で、北西側(天守台の北側)の人質櫓と、文化会館の隅っこにひっそり建つ宗門櫓の二つは当時の「現存建物」として遺っており貴重です。
この外、天守台跡と北二重櫓跡の石垣は角の取れた丸石を使った野面積みで横矢もバシッと効かせており、観るものを圧倒させます。
残念なことに、天守台や北二重櫓跡周辺は庭園整備されており樹木があって目立たないのが難点。
でもこの庭園寄贈な様子。うーむ、悩ましい。
また、現在は埋められたものの内側の堀の縁辺部も北二重櫓下に凹状にあり、山里へ(現在廊下橋復元あり)の虎口に桝形状空間を仕切る石塁もみられます。
大手と合わせて桝形門の雰囲気を伝えます。

それなのに、だいたい府内城について印象を聴いてみると、「文化会館があるものね」で片づけられる場合が多いのですが、
実際歩いて写真をバシバシ撮ると、何の何の城跡として案外残り具合が良いことを再認識させられました。
正保城絵図などから、馬出しを連続させて城域を構成する典型的な平城の縄張りを持つことがわかる東九州の拠点、府内城。
こんないい史跡が真ん中にあるじゃないか、って歩きながら思ったものです。
現存建物が城内にあることを思えば、大分県下では臼杵城と肩を並べる水準じゃないの、と言いたい(^^ゞ

一時期、図録が作成されたりCGがつくられたりとしましたが、縄張りや絵図を用いた解説が現地で目に付かなかったのが惜しいところ。
都市部でここまでコンパクトに残りの良い平城って案外ないものです。せっかくの都市の核となる史跡だけに惜しい。
ちなみに、某大分県庁の新しい方の展望フロアからは、ばっちり縄張りを見る事が出来ます。
某研修で展望フロアに行ったら、「おお!府内城がよくわかるなあ」と思ったものですが、その時は残念ながら写真に撮れずじまい。
もしフロアに行かれたら、馬出しタイプの典型的な府内城をぜひごらん下さい。

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