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2010年9月10日 (金)

落門の瀧を眺める田能村竹田像。

豊後竹田駅の後ろにある落門の瀧。城原井路の悪水抜きのために崖から流下させた「瀧」です。
農業用水なので四六時中流れているわけではないけど、瀧を見ながらゆっくり読書などはまさに文人の気分です。

過日、落門の瀧をみることが出来る駅前の一角に、田能村竹田の銅像が設置されました。
オリジナルは朝倉文夫の兄、渡辺長男の彫刻《田能村竹田像》です。
オリジナルから型をとっての複製ですので申し分なし。

ちなみに駅前には朝倉文夫の彫刻《時の流れ》もあり、兄弟そろい踏みともなりました(^^ゞ
列車の待ちあいなどにぜひとも見比べていただきたいものです。
なんの変哲もない駅前のロータリーですが、
歴史的モニュメント彫刻を多数制作した正当派の彫刻家として活躍した兄の特徴が見て取れる作品と、
自然主義的写実主義の彫刻を多数制作し、兄を越えて時の美術会の重鎮となった弟の特徴が見て取れる作品が
同じ空間に並ぶ、ここだけで近代彫刻史の一コマがみてわかる企画展覧会の展示のようです(^^ゞ

さて、銅像からすると前方にある落門の瀧は、日田の廣瀬淡窓がこの瀧のことを「断崖落泉大夫門」と詠んだことから名付けられたとのことです。
日田をたびたび訪れ、子の太一(如仙)や弟子の帆足杏雨を入塾させるなど、
田能村竹田は淡窓とも交流が深い博学多彩な文人でした。
淡窓が竹田に来たことはないようですけど、淡窓が詠んだ景観を眺める竹田さんという組み合わせは、
落門の瀧を眺める文人的思惟を追体感するロケーションとも言えるのではないでしょうか。
ちなみに、田能村竹田が落門の瀧を観ていた記録があったかあいにく失念仕り覚えてないのですけど、
年代的には多分観てるはずとは思うので、ロケーション的にはいい。。。はずです(^^ゞ

そんな、日本の近代彫刻史と文人芸術を味わえる「1粒で2度オイシイ」立地の、駅前の竹田さんの銅像をぜひ観に来て下さい。

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