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2009年7月29日 (水)

業務連絡。

7月30日の夜からしばらく竹田にはいません。全国城郭研究者セミナーに参加するため関東方面にでかけてきます(・ω・)ノ
帰ってくるのは4日です。

それまで音信不通です。それではまた!


追記:ということで4日に帰ってきました(・ω・)ノ 

水戸城と、躑躅ヶ崎城(これからは絶対に居館とは言わないゾ)&甲府城をみれたのは大きな収穫。とあれ、今回は途中から梅雨明けで急に夏らしくなったのでひどく疲れました。懇親会は体調が急に悪くなり2次会をあきらめました。

セミナーは毎年のように「1年一度の城郭研究者が集う」夏まつりで楽しいのですが、今回のシンポジウムは肩透かしでした。そもそも、今回のテーマは、これまで帝京大山梨文化財研究所による武田氏系城郭を問うシンポからはじまり、杉山城発掘成果に至る一連の大名系城郭への「見直し」議論、そして去年の再び山梨での城郭の年代観を問うシンポまで、一連の文献史学&歴史考古学のコラボによる問題提起が成されてきたことを受けて「大名系城郭を問う」としたはず。そうしたテーマを掲げながら、城郭跡からみた文献史学・歴史考古学サイドへ向けて新たな切り口や論点の整理がなかったのは残念なことでした。

その意味でもひどく疲れた内容でした(^^ゞ(^^ゞ。

2009年7月28日 (火)

さすがは、旧帝大。

テラマチ画学校の余韻もさめやらぬ週明けの28日は学位記をもらいに母校九州大学へ。前日に福岡入りしてせっかくなので久々に福岡へ行こうと来た両親と合流、大学を案内して翌日の授与式に参加してきました。

既に工学部も移転し農学部と理学部が残る箱崎地区の国際ホールにて開催。3月の年度末と違って来賓もなくこじんまりとしてますがそれでもボチボチな人数。比文は2名でわたしが代表で有川総長よりいただく。ありがたいことです。

それにしてもいただいた学位記をみると、さすがは日本で4番目(東・京・東北に続く)の明治生まれの旧帝大。
学位記の紙は財務省印刷局で印刷されたものを使っている(だからお札の香りがするのか。)し、輪郭や唐草文様は天平時代の美術作品の文様をモチーフに、戦前の紙幣や切手の図案を手がけた磯部忠一によりデザインされたすぐれもの。印判も国の公文書のようにでかくて、などなどそれ相応に「重み」のある学位記です。
九州大学とは18年の腐れ縁で大変お世話になりましたが、いいものもらえて、それなりにがんばった(というか粘った)甲斐があったなあと思いました。

おかげさまで無事にいただくことができました。みなさん、ありがとうございました。

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2009年7月26日 (日)

ハイテンションなテラマチ画学校2日目!!

26日は、田能村直入先生ゆかりのテラマチ画学校2日目です。
この日は朝方は雨だったものの、日中はもちなおして何とか曇天のコンディション。
この日は岡の里事業の夏の定番「子ども創生塾」とのコラボレーション。
子ども・大人・アーティストを含めて30名以上が土蔵に集合。子ども創生塾で慣らした岡の里とアートの伝道師&食の伝道師のコラボにより面白くワクワク、ハイテンションな画学校になりました。

この日も志保屋さんの協賛で土蔵と清水湯Caféを使わせていただきました!!
本当にありがとうございます!!

ちょっとてんやわんやでしたけど、2時間余りみんな集中していろんなアートが生まれました。
ボクは仕事を抜けて昼前に行きましたが、みんなハイテンションで絵筆と墨筆をふるってました(写真では、勢い余って壁にはりつけちゃいましたが、後で大慌てで外しました(^_^;;;)。

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写真からも画学校のテンションの高さがわかると思います。
この日の昼食は、管理栄養士の堀田さんから、画学校に合わせて、食育の一環として竹田の食材を使った食の提供をしていただきました。
メニューは「自分で作るおにぎり、みそ汁、鶏と夏野菜の南蛮、かぼちゃのカレー風味、きゅうりの生姜炒め、トマト、うりの浅漬け、ゆでとうきび」です。絵筆のあとは自分でにぎって食のアート。

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未来のアーティストはまんぞくしたかな? 

作品は展示できるように仕立て直してから、8/8・9の土日に田能村竹田ゆかりの円通閣で展示します。
ぜひいらしてください!!

2009年7月25日 (土)

テラマチ画学校、雨の中のオープン!

ワークショップ、テラマチ画学校の初日は警報も出る大雨の1日でした。
この日は雨天でしたので志保屋さんの協賛で土蔵を使わせていただきました!!
本当にありがとうございます!!

とはいえ、参加者は5〜6名ほど。まあ、天気には勝てないので仕方ないので静かなオープニングとなりました。しかしながら、この日は今回出展アーティストとして参加している匠くんも参加。みなさん黙々と絵筆を振るいました。

今回の試みは、「たけたでアートはどう展開できるのか?」をいろいろお試している企画でもあるので、まずはスローにスタートできたことを喜ばないと。テラマチ画学校は墨や絵の具などいろいろなツールで描いてみようというもの。田能村直入先生の京都府画学校・南宗画学校をもう一度!って感じで、これからテラマチ画学校がいろいろ展開できるなあ、という手応えを感じた試運転の一日。

26日は少しは天気が持ち直すので「食育」とのコラボでもう少し賑やかになるでしょう。
できた作品は、8/8、9に田能村竹田(直入の師匠)ゆかりの円通閣で飾ります。おたのしみに!

 
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ちなみに、このひとが田能村直入。日本の美術史で1行だけ出てくる「南画家」で、現在の京都市立芸術大学の前進、京都府画学校の初代校長(摂理)です。もちろん寺町生まれ。今回のテラマチ画学校の「顔」です。
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今日は雨です、業務連絡。

ここ3週間は、ここ3年、「窟」の中の人たちにはついぞ理解されなかった「まちと歴史とアートが連携した展覧会」を、つまらないボクの思うところにご理解いただいたみなさんのご協力で実現したアートプログラムにかかりきりでしたが、一段落つきそうなのでたまっていた本業をやらないと(..ゞアセ。

業務連絡ですけど、いただいていた論文への意見は今週中にまとめてお送りします>Aさま。
縄張り論と違って、発掘成果に依拠する考古学の論文では事例が限られるのが難しいですね。ただ、縄張り調査の成果をベースに発掘調査の成果を組み合わせて築城主体の様相を論じるスタイルは既にKさんによって九州は席巻されていますので、今から考古学的立場をベースに縄張り調査の成果を導入して考察するのも困難です。

その辺をまとめております。

2009年7月21日 (火)

さて本業、角牟礼城跡を歩く。

この日は別の用事ででかけていたのですが、今後の下見を兼ねて時折大雨の玖珠町の角牟礼城へ行ってました。せっかくの機会なので石垣写真を撮ろうと思った次第。
お電話いただいたのですが、だいたい城跡ですごしてました(^^ゞ

角牟礼城は、古文書解釈の読み間違いで関ヶ原以前に毛利高政が居城としていたということで国指定史跡になってしまったお城です。実際は慶長期の久留島氏による改修であることが遺構的にも遺物的にも史料的にも立証されています。その遺構を写真に収めてきました。
たった古文書1枚の読み違いで文禄期の城郭としてしまったとは罪深いものです。城郭跡の整備では古文書の取扱いは慎重に(^^ゞ。そして城郭研究の成果をちゃんとチェックしないととんでもないことになりますよ、という教訓を確認。

角牟礼城は『よみがえる角牟礼城』が発刊されたように、かつては城郭整備でさまざまな研究者が絡んだ地、まちもすっかり盛り上がりふもとの森町は町並み整備は進みました。しかし現在は店舗はすっかり疲弊してしまっていました。ポスターにあった「穴太積みの石垣、つわものどもが夢の跡」を実感。いくら文化財的に史跡を整備しても外観を修景しても中身のリノベーションと連動しないと意味がないことをまざまざと見せつけていました。反面教師にしないと。。。

予期せぬ雨で予定変更となった1日でしたが、なかなか興味深く教訓を学んだ一日でした。

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2009年7月20日 (月)

テラマチあります、初日は「夕涼みと夏の夜を楽しむ」

ということで、先週は11日から忙しかったです。仕事と両立でアートプログラムは早々やるものではない(^^ゞ
ちょっとドタバタ気味の前のめりで、18日からアートと歴史が出会うまち「テラマチあります」は無事にスタートしました。

って、まだまだ手直し中(..ゞアセ ですが、初日の「夕涼みと夏の夜を楽しむ」は最高に美しかった。それは実際にみた美しさと共に、いろんなひとたちが八幡山でアートを通じて同じ感覚をシェアできたことの美しさがありました。

願成院愛染堂のお堂の中も特別にご開帳していただいて、中から明りで映し出された400年前のアーティストが立体のお堂の中に描いたホトケさまの宇宙と、お堂の背後に今のテラマチ参加のアーティストで仕掛けた青白い宇宙のようなインスタレーションが相乗効果を発揮して、まさにアートと歴史が出会うまちにふさわしいものになりました。今回参加の草刈さんがきれいに撮影しています

やってみないとわからない部分が多くありましたけれども、アーティストが提案して準備して下さり、その提案を住職さんや檀家さんたちが理解して下さり、さらに、まちのいろいろな方たちがいろいろなカタチで関わっていただき、この日のこの夜に集まって下さったいろんなひとたちが八幡山に現出した「宇宙」を等しく感じる「じかん」を共有したのがとても感慨深かった。
いろんな立場でいろんな関わり方でたけたのまちで活動しているひとたちが、ゆるやかにつながることを確認できたこのプログラム、この企画のオープニングにふさわしいものでした(もちろん、前払い
でアートでは何の実績もない岡の里事業実行委員会にポーンと協賛していただいたアサヒビール芸術文化財団さんにも感謝)。

たけたでのアートと歴史とタケタンの出会いはまだまだはじまったばかり。これまで整備はされども塩漬けにされてきた「たけたの文化的景観」をふるさと創生事業から生まれた岡の里事業が、生活する人々と向き合いながらアートの視点で新たなリノベーションの場を創生し、良い意味で歴史を現在に解放する。そんなささやかながらの第一歩となりました。

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2009年7月19日 (日)

まちの美術館「テラマチミュージアム」オープン。

まちのなかで気軽な芸術鑑賞、みんなでつくるまちの美術館をコンセプトに三宮さんから提案&コーディネートいただいた「テラマチミュージアムプロジェクト」は、てんやわんやありながら18日に無事にオープン。今週中に仕上げでもうちょっと手直ししていきます(..ゞアセ

たけたに住むおじさんやおばさん、おにいさんやおねえさんたちが何気なく歩く道筋に、アートの空間がにょきっと顔を出しています。
公的に整備された歴史的な施設のみならず、「食育ツーリズム事業」からリノベーションされたお店や釣り宿、草刈さんたちで借りてリフォームした空き家スペース、寺町界隈にオープンしたお店、オシャレなカフェ、昔ながらのお店、地元画家のギャラリーでコラボなどなど、いろんなアプローチからまちに営む人たちが造った「プラットフォーム」を利用してまちの中に「アートがあります」。場所の一覧は岡の里からblog〜テラマチミュージアムの場所。〜 から。主なスポットの場所はタケタンの「なんでん百科」で検索チェックして下さい。だいたい近くに固まっていますので(^^ゞ

この他、岡藩時代のアーティストによる龍の絵や十六羅漢、昭和の彫刻家渡辺長男の「子育観音」もこの日を待っていたかのように鎮座してましたのでもちろん巻き込んでいます(^^ゞ。そして、まだまだボクたちが拾いきれなかったタケタン・アートもこれから巻き込んでいきます。
ぜひとも参加して下さい。
とりあえず、「テラマチあります」の小旗のあるところを目指してgo!

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2009年7月10日 (金)

アートと歴史が出会うまち、ロゴマーク届きました!

今回の「アートと歴史が出会うまち」のグラフィックを担当して下さっているのは大分の福田衣奈さんです。
ガラグラフというデザインラボを営んでおられます。
個人的にもgood!でお気に入りなイラストレーションとデザインです。

なかなかデザイナーと出会うことの少ない竹田にあって、cottonさんに続いていい出会いができたものです。
ありがたいことです。「自分で手作りでするものだ」なコストカット思考ではこうした出会いはおこらない。

ということでチラシに続いて、ちょっと組み換えてロゴをこしらえていただきました。

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もひとつ、こちらもgoodです。アートとステキなデザインが夏の城下町竹田を彩ります。
これもリノベーションのたくらみ。
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2009年7月 9日 (木)

現在のアートを楽しむ方法?

さて、アートと歴史が出会うまち「テラマチあります」。
その先陣をきってメイン企画『テラマチミュージアム』が竹田創生館でプレオープンとなっています。
今回参加いただいたアーティスト、三宮一将さんと寺山香さんが作品を設置してくださいました。
岡の里からblog:プレ「テラマチミュージアム」オープン!!

現代アートの醍醐味は、作家が今生きていること。とコンヨクの説明で明確に定義されていたのは芹沢高志さん。そのお話を聴きながらこれは使えるお話だなあと思いながら考えたのは、現代アートはその作家さんの思いやコンセプトを聴いてはじめてわかることが多い。ならば、逆に聴く機会がないとなかなかわかりづらい。
アーティストと近しい業界な方々や関係者はよいとしても、一般な観る側にとっては予備知識なしで何を手がかりにして良いのかわからないので途方に暮れるか最初から関心を持たないというパターンが多いような気がする。
けっこう好きで観ているじぶんでも「???」な場合が多いのでさもありなん。

そこで、アーティストさんが作品をこしらえるにあたってどういった要素があるのかなあと思ったところですけど。。。。
まずはアーティストさんその人の考え方やコンセプト。。。。これは基本だけれども本人に訊ねない限りは一番わかりづらい。
一方、そのアーティストさんが自分の考えを作品にするには当然「テクニック」が不可欠。
これではじめてボクたちは「これ、どうやってこしらえたんだろう?」とか「どうやって描いたのだろう?」といった材料選びやつくり方、また最近なら映像作品も多いので「これどれだけのスタッフと機材で映したんだろう?」とかそういったメイキングの部分から観ることが出来る。これはひとつのとっかかりになるだろう。また、そのアーティストさんがつくった作品をどこに飾るか?またはどうした空間に配置したのか、またその空間をどうやって演出?しようと思ったのかというレイアウトやインスタレーションのやり方からみることもひとつのとっかかりになるかもしれない。

なので、作者のコンセプトを知るには、その表現しているものを無理に理解しようとするよりも、メイキングの部分‥‥
作品や作品を置いた空間について、どうやってつくったのか?、からスタートして、→なぜ、こうしたつくり方を選んだのか?→何をつくりたかったのか?→なぜつくりたかったのか?と深めていくと、やがて作者のチョイスの仕方を手がかり、その人の考え方やコンセプトがなんとなく想像できるのではないかと思う次第。
もちろん、外れている可能性もあるけどメイキングは割とイメージしやすい。メイキングを手がかりにアーティストさんの意図まで推理していきながら作品を楽しむ(中には不快なのもあるけど(^^ゞ)のが、現代アートとのシンプルなつきあい方、楽しみ方じゃないのかと最近は思っています。

なもので、最近は最初から解釈してやろうとか欲を出してみたり、ようわからん。と放棄することだけはできるだけ遠ざけて、「どうやってこしらえたんだろう?」を最初の入り口にしてます。いかがでしょ?

そんな気持ちで夏の城下町竹田、アートと歴史が出会うまちへようこそ!

Foxkeh! フォクすけ!


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