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2008年9月30日 (火)

秋の陣は中国路

9月は第3週まで難儀な仕事もようやく片づきました。アートの現場を歩くのも一段落(ってなかなか終わらないけど(..ゞアセ)
下半期は、お城と論文書きの日々です。
その合間をぬって、10月は足利直冬のように中国地方へ転戦します。
軍資金続くかな?(..ゞアセ

ひとまず上洛して、日本史研究会大会にて大名領国についての研究を拝聴して、買い物バンザイの予定。
それから美作国のヨメのもとへ下向して、近くの美作学特別講座なる研究会に参加してきます。10−11月は岡山県周辺(備前・備中・美作・伯耆・播磨)地域の中世史の動向をリサーチする予定。11月には帰省ついでに岡山県博での「岡山の古代・中世史研究の最前線」に行く予定ですけど、多分、総選挙とかち合うから無理だろうか(´д`; 。2日になればいけるな、太郎&一郎さんに祈っておこう(.人.)。

できれば、2つほど美作藩※がらみの城攻めしたいと思っています。この辺の城郭跡は在地系あり織豊ありで大変勉強になる「原野」なフィールドがそろっています。楽しみです。12月は美作矢筈城を攻める予定。

※森氏時代の津山藩は「森藩」と言っているらしいけど、美作一国が所領なので「美作藩」の方が良くないかと思う次第。田中吉政の柳川藩を「筑後藩」と言うがごとく。もっとも、松平時代になると他にも勝山藩とかできますから、津山藩でいいんですが。。。どうなんでしょ。

2008年9月29日 (月)

お城あたま

あちこち八方美人な性格と、(中山理論で言うところの)学力不足な平凡人のアタマなので、論文などを書く時には「お城あたま」に戻さないといけません。

——なんせ大阪府育ちで広島へ学習に行きしっかり平和と人権の「道徳」を副読本で学び、その上現在は大分県住まいという、中山理論の王道を行くオツムパッパラパー低学力人間の極み(・o・)ですので、城跡をかけまわりハコもの指導要領よろしく「武の道」で鍛え直さないといけません(謎)。
とあれ、あの業界でまじめに活動している人は太郎くんより冷たいメシを食べ慣れてばかりな方々です。
あの手の人事に関われる人やその周りに絡んでる人たちは、通過儀礼のように組合活動して上意下達と人間つき合いを学んでから、成彬くんのように拝礼したり歌ったりできる「転びキリシタン」として「長いものにまかれる」術を身に付けてご出世されるのは、地元でおつきあいもあるでしょうから知らんわけないとは思いますけど。
オノレらの護持と保身のためなら前途ある若者を本格採用直前に取り消しすることも辞さない姿に、拝礼したり歌うニッポン男児の「愛するもの(組織)の護持のために逝ってくれ」精神のゆるぎない伝統を感じるのですけど、いかがなものでしょうか。
まあ、野党=組合の政党という20年前の図式を煽りたいのでしょうが、いまの党首はトンチャンじゃなくてイッチャンなように根っこで同じ「わたしが右なら、あなたは左」の役割分担制が戦後の姿だったことはもうバレバレですよ(微笑)——

というように、すぐにポンコツ館のマネージやあれこれアート、スタジアムの世界、「太郎と一郎のつばぜり合い」などにかまけてしまいます(..ゞアセ
なので、昨年からリハビリを兼ねて、意識的に城跡をめぐり、集中して過去の城郭研究や研究誌の縄張り屋さんの論文を読み直してきました。だいぶアタマが戻ってきましたけど、精進が足りないのか他のことに夢中になると、すぐになまってしまいます。

なので、たびたびそんな作業を繰り返し反復させることで、あたまの記憶を目覚めさせてから仕事に入ります。所謂「お城あたま」にするわけです。学研や新人物往来社などのムック本から研究誌まであれこれ必要な範囲を読みあさります。
そうして感覚を磨きなおし、段々とあたまのなかにお城の図面が描けるようになって縄張りを組み立てられると、ようやくなめらかな文章が書けるのです(..ゞアセ
あとは山に行くだけだな。行けない間は城跡めぐりで感覚を鈍らせないようにしてきましたけど、やはりブッシュに行って体を動かさないといけません。今年は福岡県と岡山県で調査する予定。


それと、前からほしかった辞典をようやく3冊揃えました。最近は日本の古本屋やAmazonとかで仕入れられるので田舎に居てもありがたい。
前○運送さんが長期不在でもボクの家に投げ込んで下さるので大変ありがたい(謎)。
角川の『日本地名大事典』の福岡県(ホントは平凡社のがいいんだけど高いので手が届かず(ノ_<))をてはじめに、小学館の『国語大辞典』、それと今頃かい、な山川出版社の『日本史広辞典』と徐々にそろえていきました。(日本史広辞典いいですね、読んでて厭きません。)そうそう、岩波の日本史年表もありましたね。

まあ、これだけあれば、どこでも何とかなりますね。

2008年9月24日 (水)

福岡日和、その3 黒田武士の世界@福岡市博

さすがに、3日目はちゃんと打ち合わせ。これが本来の目的。

六本松でこれから6ヶ月の打合せあれこれ。
麗しの六本松、大学院旧「比較社会文化研究科」もあと6ヶ月で伊都キャンパスへ移転ということ。
ラストサムライよろしく論文の段取りあれこれ。。。

で、午後は師匠と合流して、福岡市博物館の「黒田長政と二十四騎、黒田武士の世界」を堪能。いい展示でした。福岡藩の黒田如水・長政・忠之と黒田家二十四騎の武将たちを柱とした展覧会。いい味だしてました。入り口の演出はなかなかカッコいい。
意外にオススメなのが、朝鮮陣屏風のそろい踏み。黒田家文書も甲冑も多数展示。
その後6時間はだらだら談笑。いい感じで締めくくり。

でも、、前日のヴァルト・前々日の北キューでのシンポジウムの次が黒田武士なの?って具合だよね(^^ゞ お前のアタマの構造はどうなっているのかと。。。
まあ、「黒田武士」の方が本業に近いので、あと6ヶ月はコチラの世界でくたばってもいい具合にトコトンやります。

2008年9月23日 (火)

福岡日和、その2 熊田みどり展@WALD

昼から出かける。
18年近く福岡界隈に居てて、今ごろになってはじめて千代町のモダンアートバンク、ヴァルトに行く。。。(..ゞアセ
もう既に7月にラストなエキシビジョンをやっていてまもなく店じまいする伝統あるギャラリースペース。
お話をいろいろ伺いました。ギャラリーのこととか。

で、1週間ぶりにお会いするって・・・その
ヴァルトで個展を開いた、熊田みどり展の初日に訪問。

2005年に大名のキッズギャラリーで初個展のときに福岡沖地震に遭遇して展示がめちゃめちゃになったという希有な体験をした彼女のリベンジも兼ねた展覧会なんだそうですが、宮崎系南キューの人らしい想像力と創造力はたいしたもの、と感心することしきりな空間。

ちょうど取材を受けていて、本人は陶芸家かそういったカテゴリーに入らないのがなんとも。。なことを言ってたようですが、多分にアーティスト熊田みどりさんの表現する世界をあれこれの材料を使って生み出すんですから、何でつくるかよりも何をこしらえたかが大事な気がしました。それほどにアーティストとしての創造力と想像力とそこから生まれるカタチと「世界」には感銘を受けましたですよ。多分、あとは誰かがコトバでそれを「批評」すれば良いような気がしました。

とても作品は気に入りました。あれこれ話しましたが、ホント、素焼きの「足」はいいカタチとバランスと味を出してました。

ということで、パチリ。展覧会は29日まで。本人のサイトはこちら 

 P1150442P1150454

 








一応、本人の了解済み(・ω・)/

 

ギャラリーを後にして、それから桜の園で蜂とたわむれる修羅場をひとつくぐり抜けて、ふたたび館詰め(ノ_<)

2008年9月22日 (月)

福岡日和、その1 企業とアートの出会い@北キュー

22日は、午後から車を飛ばして福岡へ。
吉塚駅前に車を停めてから、快速列車で小倉へ。北キューの「企業とアートの出会い」のシンポジウムを拝聴。
見逃していたリバーウォーク内のアートギャラリーの作品を時間までみる。偶然、先週秋月でお会いしたKさんに1週間ぶりのご対面(^^ゞ。作品を案内していただきました。
機会がありましたら、またお会いましょう。作品楽しみにしてます。


18時30分から北九州芸術劇場小ホールにて、シンポジウムを拝聴。この日は麻生総裁誕生のニュースと重なったので北キュー企業系な方々は出足が遅かったご様子。

パネラーのひとり、資生堂企業文化部の樋口昌樹氏のコメントが印象的。企業としてアートに携わる意味付けや何をメリットとして関わるのかを常に問われる環境を説明しながら、企業的な世界でのアートの組み立てと、公的機関でのアートの組み立て方の相違点を言われていたことは興味深く拝聴。
シンポジウムはあと30分あると面白かったかも。先日自分が「街じゅうアート」で感じたことが目の前で議論されていて収穫多し。

また、日産九州の方が申していた自動車塔が時間経過と共にサビが出てくるのは企業人としてショックな出来事というコメントが、企業文化とアートとの対話をしておく必要性を浮かび上がらせていました。そして、このコメントをネガティブな印象に留めておくことなく、この展覧会において、時間をかけた対話とより密接なコラボレーションの必要性を今後の発展させるための課題として提示しておきたいという意図から、建設的な問題提起として取り上げられていたのが印象的。

その意味では、なるほどこの展覧会はもっと運営側の意図とコンセプト、事業体のあり方を発展させることで単なるコラボ以上の2乗・3乗的な展開が期待できるんだろうと思いました。スポーツ選手を企業が雇用してクラブを支援するように、アーティストが企業内に長期間レジデンスしてそこの機械を用いて制作する企てなどいいのかな?と素人的に思うところ。


会が終わって、大慌てでアンケートを書いて引き揚げる。ニュース記事はコレ
博多に戻ってから、館詰め作業。

P1150439

2008年9月21日 (日)

ビジュアルワイド『日本名城百選』

61c12irum2l_ss500_「お城好きの夏まつり」の関係で、小学館のビジュアルワイド『日本名城百選』の4つ程書かせていただきました。
その、ビジュアルワイド『日本名城百選』は、9月25日発売で定価3,990円(税込)と案内が来ましたのでお知らせしておきますね。

ウリは「カラーで縄張り図が入っていること」なんだそうです。
その辺が写真などが中心の、他の「日本の100名城」みたいなのとは違うぞ、という意気込みとのこと。

チョイスは私どもは関係していないのであしからず。代表でM先生となっていますが『よみがえる日本の城』シリーズ監修のMさん&Nさんと中城研の方とで選考したそうですので、M先生の意向がどれほど通っているのかは不明(..ゞアセ。ですけど、まあ百選となるとだいたいお約束が多いと思いますのでご期待ください。
税込み3,990円とちょっと高い目ですが、よろしく手に取ってみてください。

ちなみに、ボクが担当した4つのうちひとつは岡城。そして鳥栖市の勝尾城(ボクの調査図)と佐伯市の佐伯城(Tさんの調査図)は最新の図面が掲載されています。あとひとつは人吉城です。
この内だと、中世城郭の勝尾城が意外かも?

個人的には、新たな踏査の成果を加えた岡城の図面をみてやってください。だいぶ印象が変わりますよ。それだけでも価値ある。。。。かな?

2008年9月16日 (火)

横浜トリエンナーレの写真

ということで、CCA北九州のウェブログに今年の横浜トリエンナーレの写真がいっぱいアップされています。
http://blogs.yahoo.co.jp/cca_kitakyushu

全然ちがうなあ。。。
盛り上がる時間を共有できて、うらあましい〜(`・ω・´)。

2008年9月14日 (日)

日帰り秋月芸術祭2008

14日は休みだったので、よめさんが出品している秋月芸術祭を拝みに昼から出かけました。
「よめさんが九州来てるのに放置するのはなんとかやら」で気軽に思っていたら、連休の中日であることを忘れていてかなりトロトロ運転に悩まされて秋月まで。。。

杖立狭すぎ。なんとかしろ、大分県σ(-o-)
で、大分道は取締りまつり。日田〜杷木間だけ80キロ制限にして狩人たちは収入アップに入れ食い状態の様子。公務員はルールも自在でいいなあ。。。
それを横目に朝倉から旧甘木市までバイパスを通って秋月へ。。。と思いきや、新しいバイパスがバイパスにならない先導車両数珠繋ぎ状態が地平線の彼方まで続く。。。さすが、久留米ナンバーとあらためて感銘を受ける。道路特定財源でせっかく造った道も意味のないのが田舎の風景。

で、ようやく秋月。
秋月芸術祭を堪能。趣味から美大卒の方、作家さんまで混在な出品者の「芸術祭」の割には、若いアーティストさんが意外に多かった。
意外に大分や北キューの人が居たりする。
当たり前だが、若いアーティストは製作費の捻出が大変だ。若手支援とか言いながら意外にスポンサードが弱い。どっかの美術館とかアートセンターとか買い上げるつもりで製作費込みのレジデンスしたって下さい。
で、某黄色のワンワンTシャツを着ていったのでネタにされる。 さすがCCAブランド。

考えてみれば盆明け4週連続何かしらアートなところへ行っている。さすがに、ちょっと重なりすぎ 。。。(..ゞアセ
ちなみによめさんは、いわゆるアーティストではない。念のため。

話した若いアーティストさんの作品を載せておきますね。


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2008年9月13日 (土)

横トリ

窓際を1歩離れれば、シャバの空気は心地よい。でもお城がないから素浪人(ノ_<)。

さて、今日から、横浜トリエンナーレが開幕するそうです。
そのオープニングパーティがあるんだそうですけど、それのリポートが楽しみです。
企画はCCA北九州だそうです。
いきてー(ノ_<)。実感してみたい。

ところで、そのCCAのスタッフさんから月曜日に勧められたのが、ディレクターの中村信夫氏の著書「少年アート』
絶版で入手が難しいと聞きましたが、Amazonでたまたま古本に出ていたのをゲットでき月曜日に教えてもらって金曜日には手元(・ω・)ノ

80年代後半の美学生に大きな影響を与えたそうなんですが、ホントに一読して目からウロコでした。そして恐ろしく無知なんだな、自分。とおそろしくイヤな気分になりました(..ゞアセ

なんとなくもやもやとしかわからなかったことがカラッとクリアになったような気が。。。したので、それを手掛かりに何度も読み返してもう一度みてきたことを見返そうと思います。アートワールドとアートシーンと言う概念はなるほどと思いつつ、自分の未知な世界を知るための羅針盤のような感じで何度も読み返せる、確かにバイブルな本です。

「論文のレトリック』に続いていい書籍を手に入れました。ムショ暮らしに読み返すことにします。。

2008年9月 9日 (火)

北キューアート巡礼、その2「街じゅうアート、ものづくり・ものアート」

八幡のCCA北九州でじっくりお話をお伺いしたこともあって、「街じゅうアート」の小倉への足は西鉄バスを使いました。
アップダウンの激しい八幡(旧筑前国)から国境の大蔵を越えて旧豊前国の小倉側へ、七条から到津公園をすぎて小倉まで280円。
久々ですねぇ。旧電車通り。Mくんは元気かな?

それでリバーウォークにたどり着いたのは夕刻頃。ちょっと観るのにはツライ。丘の上の北キュー美分館に向かい合うように位置する芸術劇場ギャラリー会場は時間切れで閉まってました(ノ_<)。ので、もう一回出直すことにしますσ(^_^)


シンプルな感想としては、現代のアーティストに不可欠な、難解な注文に材料や技術を調達できる、フトコロの深い技術集積豊かな企業が集中する北九州市は、現代の作家さんにはもってこいの環境なのねと思う次第。その意味では「街じゅうアート」は企業とアートのコラボとしては好企画と思いました。関連企画もまとまっていてゲストキュレーターさんをお迎えした効果かなと思う次第。じっくりみるにつkて面白さが出てくる展覧会。夕方すぎたのでもう一度日中にせめてみたい。

難を言えば、解説が美術館など「常連さん」が来るところではない一般ピープル相手では、文体が固くて抽象すぎるような気がしました。アーティストの雰囲気や制作の様子などが伝わるような簡潔なコトバや映像などがあると良いのかなあ?腰のはいったテキストは別にアートブックなどであるとしっかり読めてよいので使い分けたらいいと思いました。
キュレーターズリポートがウェブであると予習も出来るし、ライブではアーティストの顔がみえるアーティストトークがあるとよかったと思いますし、ぜひ聴きたいです。また、商工業だけでなく情報産業とのコラボを合わせて作品解説などのポッドキャストなどもこれからiPhone時代としてはこういっためぐり歩くアートには必須になるかもしれませんね。イヤホンやウェブブラウズで探りながら楽しむ方が商業施設などを歩く一般ピープルには向いているかも。。。(8日にはウェブに情報が出そろって公開されていました)


ちなみに、個人的な印象ではいくつかの作品の感じ(特に素材系)が時代的に「周回遅れ」って感じもしました。この周回遅れっぽさがアートイベント化の流れに対する味かもしれないし、とは言え、「今ごろコレ?」という感もしないわけではない。モノづくり・ものアートというテーマに引っ張られているのかな?でも、ものアートでもしっかり今の時代に決めているもののあるので、その辺は「今」の考え方の違いかもしれません。 また、技術や素材、場所を提供する企業の方にも企業文化という文脈があるので、制作にそうした文脈への目配せがあるとより「北キュー」らしさが出せるのかな。。。。とシロート談義で勝手なことばかり(^^ゞ

とあれ、美術館と違い場所がどうしても制約されるので、アーティストさんや見せる側は一苦労と思います。
その分、キャプションも別の技法で、さまざまな媒体技法を組み合せて一般ピープルに立ち止まらせる(或いはそうさせない?)仕掛けがいるのかなと思いつつ、夕暮れ時でちょっと観る分には不向きな中を歩いて廻りました。
現在は、ウェブであらかじめ予習ができるので、予習していくと良いです。http://www.sohkai.or.jp/info_0809.html
下旬に再訪する時は予習して行くとしましょう。


一応、ネタバレしない程度。でもインパクト勝負でリバーウォークのど真ん中に屹立する《自動車塔》http://www.paw.hi-ho.ne.jp/kokufu/をどうぞ。6日(土)にリバーウォークの方々やアーティスト・関係者を招きオープニングした場所です。ちょっと、スケールアウトさせすぎかな(..ゞアセ

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Foxkeh! フォクすけ!


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