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2008年8月24日 (日)

ぐるっと九州。

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2日間で、福岡と別府のBeppu projectに行ってきました。
セミナーやイベントでいろんな人にお会いできました。

相変わらず福岡は建築学科的世界で居た10年前と同じだなあと思ってみたり、熊本の方面にもごあいさつしたり、北キューの方とお話したり。。。別府の方でも大宰府の人たちや別府のいろいろな方にお会いできました。
岡の里での「アートミーツ@」にはつながるけど、直接のお仕事には結びつかないのが悩みの種。
とりあえず「研究用」の名刺をこしらえたのでそれをお渡しする。

あれこれセミナーを聴きながら思ったことは、福岡のその筋の方々には、地場の空気に距離を置くのはよいけど、あまり地域の歴史的文脈を考えずに、クリエイティブとかアートとかレジデンスとか外の「いいもの」を持ち込もうとするコスモポリタン的「根っこのなさ」と言うか、善かれあしかれ福博だったり福北だったりの近現代の歴史的風土を踏まえず議論しているよう映る。その辺が10年前の建築学系セミナーで聴いてた印象とだぶって妙に懐かしさを感じた次第。ベタな表現をすると、いい意味で「芋っぽい」地に足着いた人間がわかってて演じる「トカイがそうならオレタチはこうだ」的なスタイルが薄味になっているんだろうと思う。

ただでさえ、夜郎自大な田吾作は九州各県には多く棲息していて弱りものなのに、それを突破するフロントランナーがヨソのいいものをキーワードで語る「出羽守」にはまり込むのは困りもの。最終的にはその辺があれこれあっても閉塞的な理由なのかもしれない。また、同じいいものなら関東より近いソウルや釜山・光州などの近隣のネタが取捨選択にないのも「アジアの玄関」としてはどうかと。

この夏はアートで旅しようがあちこちの雑誌に載っていたのだけど、面白いことに、首都圏&飛行機で関係者が日帰りできるスポットが大半。ボクのもうひとつのウロチョロ界隈にある大原美術館や奈義町美術館より西のスポットがほとんど紹介されていなかった。この辺に東京に集まって居られるアート関係筋による地域イメージがみえてておもしろい。所詮彼らにとって九州は田吾作ワールド、「アジアの玄関」ならぬ「母屋の前の玄関に敷いてる足ふきマット」なんでしょう。それだけに九州のアートなフロントランナーは彼らを突き上げるくらいのものを用意しつつ、わかっていて演じる必要があるんだろうと思う。

そういったある種の、地に足がつかない不安定さから離れるためにたけたに来る選択をしたところがあるのだけど、あらためてたけたでその感覚を抱いた意味を学んだこともあってか、さらにそういう感覚をあらためて感じたのは成長の証しかな?とも思う。また、福岡に対しても「ヨソモノの視点」が身に付いたのかとも思う。とあれ、福岡の最前線の議論に自分たちの活動する都市の原形と風土を知り、自らの立ち位置を考える視点で何かお役に立てられないかな。。。。我が身の無力さに歯がゆさを感じる。

その一方で、別府公会堂のイベントでは、APUの学生たちのバイタリティあふれる姿に舌を巻く。ゆとり教育で育った今の大学生はさまざまなプログラムへの食らいつき方にすごい生命力と実践力を感じました。こちらはテクニックは福岡に比べればはるかに劣るし学園祭のようなテイストはおせじにも評論家的尺度ではダメダメ扱いされるんだろう。けど、
とてもクールで「芋っぽい」APUの子たちには、他がそうならオレタチはこうだ的なスピリッツが感じられて好感を持つ。こういったテイストの子たちが十全に動く場所をこしらえることが九州のような「足ふきマット」扱いされている地域のフロントランナーの役目なんだと思う次第。
ついでに、はじめてコンテンポラリーダンスの意味がちょっと理解できたような気がする。7日間でダンスするプログラムはみたかった。とりあえず、ゆとり教育バンザイ!Beppu project、バンザイ!

4ー6月に北キューへ、7ー8月は福岡へ。ひと通り往年のネットワークを復旧させる旅は一段落。


で、その用事の合間に宿舎で列車で原稿をまとめる作業は続く。
いよいよ追い込みの9月。立ち返る場所を確認して、これからが勝負です。

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