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2008年6月29日 (日)

筑豊に直方谷尾美術館を訪ねる

※別記事を若干変更して載せています。

筑豊直方を行く 筑豊直方を行く

28日は生まれてはじめて直方市へ行った。
大分からソニックで折尾へ。国鉄時代の駅の空気が充満する歴史的価値の高い折尾駅の階段を降りてから筑豊線に乗り換え。
乗ってから気づいたんだけども、筑豊線って「筑前」は走るが「豊前」は走っていない。よって「筑豊」ではないんだね(笑)。そんなことを思いながら遠賀川沿いにかつては石炭を運んだ鉄路を経て直方へ。

直方駅から商店街を歩きしばらく行くと、直方谷尾美術館が今日の目的地。
建物は直方藩の殿町筋にある昭和初期の医院。それを明治屋産業のオーナー故谷尾欣也氏が購入して1992年に私立の美術館にしたそうな。谷尾氏の没後、遺族により
コレクションと共に2000年に直方市に寄贈され、改修を受けて2001年4月に開館したそうです。レトロな医院&茶室の隣に展覧会も十分できる新館がくっついた構成です。

谷尾氏は1997年に福岡銀行直方南支店だった町中の赤煉瓦旧十七銀行も購入して今の「アートスペース谷尾」にしたとのこと。
そして、2つとも市に寄贈したそうな。
こういう資産家というか篤志家がいて残してくれるのは市の財産ですな。うらやましい限り。

今回は、新館で開催中の鉄のインスタレーション作家阿部守さんの作品展「阿部守展、鉄の詩」を観てきました。
ギャラリースペースのインスタレーションは静寂かつ迫力があり、茶室に置かれた小品は小さいながらも存在感のあるものでした。

筑豊直方は石炭のイメージがあったけど鉄工所で有名なとこらしい。かつての石炭から産業転換を果たし今は北九州地域の自動車産業を支えているそうです。
そうした地域の特徴を喚起させる意味もあって鉄のインスタレーションで活躍されている阿部守さんの展覧会が企画されたようです。アートは「現代」を知るために、歴史的なことや現在につながる側面を引っ張り出す役割でもあることを教わりました。いい緊張感のある展覧会でした。いい勉強になりました。

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