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2008年6月30日 (月)

人間の家

P113086328日の夜は、CCA北九州の市民美術大学の講座レクチャーに小倉まで。

長年「あこがれ」だったM氏って伏せなくてもいいか。南嶌前CAMK館長のレクチャーを聴いた。
(違うジャンルの世界なので、こういう機会でもない限りまず直接お話することはないもんなあ。。。)

熊本の「人間の家」でもそうでしたけど、この方のお話を聴くとなぜかワクワクしてしまう。
そして、いろんなアイデアが湧いてくるのは、本当に不思議なことです。

なぜ、CAMKの最後の展覧会でシーナ&ロケッツライブだったのかもわかりました(^^ゞで、この日の決め文句は「正直なところ、どうでもいいよね」でした(^^ゞ なるほど。

はじめて質問して直接お話することができて本当に満足でした。
とは言え、かなり舞い上がってたので「変な人」だったかも(..ゞアセ

偶然知りえた今回のレクチャーですが、そこの扉は開かれていました。次の一歩を踏み出すことが出来るのでしょうかしらん。
とりあえず、3ヶ月にわたるアートのピクニックは一段落。お城の世界に戻ります。

2008年6月29日 (日)

筑豊に直方谷尾美術館を訪ねる

※別記事を若干変更して載せています。

筑豊直方を行く 筑豊直方を行く

28日は生まれてはじめて直方市へ行った。
大分からソニックで折尾へ。国鉄時代の駅の空気が充満する歴史的価値の高い折尾駅の階段を降りてから筑豊線に乗り換え。
乗ってから気づいたんだけども、筑豊線って「筑前」は走るが「豊前」は走っていない。よって「筑豊」ではないんだね(笑)。そんなことを思いながら遠賀川沿いにかつては石炭を運んだ鉄路を経て直方へ。

直方駅から商店街を歩きしばらく行くと、直方谷尾美術館が今日の目的地。
建物は直方藩の殿町筋にある昭和初期の医院。それを明治屋産業のオーナー故谷尾欣也氏が購入して1992年に私立の美術館にしたそうな。谷尾氏の没後、遺族により
コレクションと共に2000年に直方市に寄贈され、改修を受けて2001年4月に開館したそうです。レトロな医院&茶室の隣に展覧会も十分できる新館がくっついた構成です。

谷尾氏は1997年に福岡銀行直方南支店だった町中の赤煉瓦旧十七銀行も購入して今の「アートスペース谷尾」にしたとのこと。
そして、2つとも市に寄贈したそうな。
こういう資産家というか篤志家がいて残してくれるのは市の財産ですな。うらやましい限り。

今回は、新館で開催中の鉄のインスタレーション作家阿部守さんの作品展「阿部守展、鉄の詩」を観てきました。
ギャラリースペースのインスタレーションは静寂かつ迫力があり、茶室に置かれた小品は小さいながらも存在感のあるものでした。

筑豊直方は石炭のイメージがあったけど鉄工所で有名なとこらしい。かつての石炭から産業転換を果たし今は北九州地域の自動車産業を支えているそうです。
そうした地域の特徴を喚起させる意味もあって鉄のインスタレーションで活躍されている阿部守さんの展覧会が企画されたようです。アートは「現代」を知るために、歴史的なことや現在につながる側面を引っ張り出す役割でもあることを教わりました。いい緊張感のある展覧会でした。いい勉強になりました。

2008年6月26日 (木)

八幡とCCA北九州を訪ねて

※別記事を若干変更して載せています。

学生時代は福岡からちょくちょく出かけていたにも関わらず全く知らなかった現代美術センターCCA北九州(ウェブログはこちら

とある奇縁で北九州市のアートシーンに触れる機会があって、その場で紹介されたことでたまたまを知った次第。機会をみて実際に現場を見てみようと思っていたので、以前に紹介した「ギルバート&ジョージ 秘密のファイル」が平日しかやってないのを、わざわざ休みをとって行ってきた。
福岡で用事を済ませて吉塚駅の駐車場に停めてから快速に乗って新日鉄のあるJR八幡駅前へ。

八幡駅にはじめて降りたけど、ここまで「モダニズム都市」だったとは思わなかった。
駅から降りる外国籍の人や遠方から来た学生とおぼしめき人たちを見かける。本当に「未来都市ヤハタ」
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思うに、北九州市って主要な駅それぞれに顔が違う。小倉駅と八幡駅は間違いなく「近未来都市」ですよ。これってかなり個性なことですよ。今とその下層に潜む「過去」を切り取るのにこれ程おいしい都市はないです。

で、
歩いて5分。敷地の仕切りのない街に溶け込んだ大学、九州国際大学の一角の社会文化研究所の3階にCCA北九州はありました。既存の施設を間借りするかたちでスタジオやメインの研究・学習棟などが周りの雰囲気に溶け込んで?手入れが悪くチョットすさんだ感じがキタキューらしい。メインの建物は大学の研究棟といった感じ。あんまり人の気配がない。
建物の3階がオフィスやライブラリー、そしてギャラリースペース。

ギャラリースペースにはビデオプロジェクターがあって35分の「ギルバート&ジョージ 秘密のファイル」をただ上映し続けていた。
ビデオは二回繰り返しみて満足、満足。示唆に富んだ内容でお腹いっぱいでした。はるばる来た甲斐がありました。

終わってから、パンフレットや書籍を物色。
アーティストが来日してキュレーターの研究生たちが関わりながら展覧会を企画し制作したアーティストブックが書棚に並んでいたのを読む。
とてもクールでしゃれているし訴えるものが強いしとても練られたつくり。カタログと言う概念に凝り固まっていたオツムを解きほぐしてくれました。
「現代美術」はまさに今そのものであり、アーティストは素晴らしい人文学者であることを知りました。

で、どこで手に入りますか?と尋ねると紙を持ってきて「ナディッフ」に注文してくれと言うことでした(笑)
ナディッフのページを見ても出ていない(ノ_・。)し、名古屋以東にしか店がない。
さてさて。どうしたものでしょう?自分でチョイスしてみますけど、どうやって注文しよう??
できれば、北九州市のどこかか、せめて福岡のアルティアム辺りで取り扱ってもらえないでしょうか。。。アーティストブックの面白さは九州のアート好きな人に十分通じると思うけどなあ。それとも販売先がなくなったのかその辺はわかりませんが入手したいところ。

それにしても、こんな研究機関というか学校というかギャラリーというか……な世界的な現代美術センターが「公立」ってのがすごいわぁ。
福岡に居たのに知らなかったのが惜しい気分です。世界的なアートの世界ではキタキューは有名なんだそうです。世界の名作を金を出して一時呼ぶのもよいけど、今のアーティストを呼んでメイドイン「世界のキタキュー」を作った方が100年後を見据えたらいい投資になるはず。100年前も二次産業のたまもの鉄鋼をこしらえて国家百年の計を築いたとこだからわかるはずですよ。
97年に設立された時の記事はこちら

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2008年6月10日 (火)

ブリティッシュ・アートのいざない

6月は北九州市八幡のCCAへ行こう!

ヴィデオ・スクリーニング 1 | ギルバート&ジョージの秘密のファイル
CCA北九州プロジェクト・ギャラリー
2008年6月9日(月)-7月18日(金)
月曜日-金曜日 午前10時-午後5時 土日祝休

ギルバート&ジョージを知らない人は、こちらを参照。2007年のテートモダンの展覧会はこちら
わかる人には、今、八幡でギルバート&ジョージかわかるはず。

コンテンポラリーアートは、「現代」ではなく、その都市の「今」を語るためにあるのです。
いいものみるなら、その国を代表する「今」を楽しまないといけないでしょう。
うーん、一目みて、うたごころのツボにはまりましたです、見事なチョイスです。

それだけに、土日祝休なのが惜しいけど何とかならないかしら?

Foxkeh! フォクすけ!


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