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2008年4月30日 (水)

美作一宮の御田植祭

Nakayamasha Otaue1













29日は御田植神事の取材に同行するお誘いがあり、美作一宮の中山神社の御田植祭を見てきました。
御田植神事をみるのは初めてでしたが、今昔物語や一遍絵詞にも登場する美作一宮と16世紀頃の建造とされる中山神社の本殿を拝めたのはありがたい。入り母屋と唐破風の妻入りなのが印象的なもので中山造と言うそうな。
正面の神門は薬医門で津山城から移築してきたものです。
猿神が祭神だったそうですが、この辺は詳しくないので今昔物語を読み直してみます。

宮川の上流をおさえる立地は、条里が残る津山盆地との関係の深さを思えばなるほど一宮かと思う次第。

御田植祭の踊りもさることながら、宮司、禰宜さんたちの配列の仕方、拝殿と本殿の並び方やご神体の取り扱い方などを遠くから拝見してとても興味深いものがありました。写真を撮らしていただきました。
近世・近代にかなり祭礼の仕方は変わっていると思うので、中世の様子を把握するのは難しくありますが、建物をどのように使うのかという視点では非常にいいチャンスを拝見できて満足でした。

2008年4月26日 (土)

岡山県生涯学習大学で話しました

0426001 26日は美作大学にて、岡山県生涯学習大学委託講座「教養専門コース」にて「中世山城の世界—築城技術と政治・社会」の一回目を担当しました。金曜日に仕事を片づけ17時52分の列車に飛び乗り(豊後竹田駅では上客ですなあ)0時10分に津山駅に到着。
津山城近くの自宅で一眠りして追い込みをかけてから、土曜日午後から歩いて美作大学へ。。。

岡山県は生涯学習大学事業はとても盛んな様子で県が積極的な事業展開をしている様子。
その中でもこの講座は、参加者が110人余りととても反響があったようで、100人超えはこの事業ではめずらしいそうです。
その先頭バッターというのは少々プレッシャー?

ということで、なぜか九州からやってきた関西出身、津山にヨメさんが居る?私が、中世山城から近世城郭までの流れを縄張論を軸に2時間弱語らせていただきました。

前半は、城跡を探訪する上で、お城の縄張を知ることがとても大事であり、縄張について重点的にレクチャーする内容としました。後半は戦国期城郭から近世城郭への流れを「桝形虎口」と「馬出し」の概念と、そうした虎口が曲輪化し城域が再生産される仕組みが織豊系城郭、近世城郭の縄張りである、ということを解説しました。

従来の城郭関連の研究は周りの出来事や城に関わることを以て城跡を説明しようとする傾向があり、肝心の城跡そのものから読み解く研究が表に出ていないことが問題であることを説明した上で、縄張を知ることで城跡は身近な歴史を知る「生きた史料」として雄弁に語ってくれる、縄張を知ることが城跡を知る近道であるという、縄張研究に基づく城郭史研究を伝えることに重点を置きました。

今回は中世山城がメインでもあったので、時間の都合で慶長期以降の近世城郭について具体例で説明することができなかったのが心残り。津山城は桝形虎口が曲輪化して城域を構成する典型的な縄張りなので、ぜひとも紹介したかったのですが次の機会に。。。

会場では、城跡トレッキングの達人森本基嗣さんにお会いできたのはうれしかったです。
おかげさまで、はじめて岡山で話しする機会をいただいた渡邊大門さんにはありがたく思います。
少々疲れていましたので打ち上げではストンと落ちてしまいまことに申し訳ありませんでした。。。もっと体力をつけます(笑)

次は、岡山の中・近世城郭でぜひとも呼んでください(微笑)。喜んでお伺いさせていただきます!
縄張論の解説と津山城の現地見学はやってみたいプログラムです。

2008年4月22日 (火)

あれこれ立て込むのです。

20日に城郭史講座を終えてから、大急ぎで仕上げた26日にある岡山生涯学習大学の「中世山城入門」のレジュメを今日の夕方に大慌てで速達。。。
速達のくせに、明日配送で木曜日の夕方に津山に着くんだそうな
coldsweats02
速達の意味ないじゃん。。。
道路がいくらよくても運ぶ分量が少なければ遅いのかしらん。

月末は道路の財源が地方に行かないよーということで一気に跳ね上がるらしいんだけど、そうしたら大型連休後半の観光地は閑古鳥がなきそうですが、道路ができても田舎の観光地は壊滅的打撃を受けやしないか心配しているんですが杞憂に終わるんでしょうね。

とあれ、週末は津山にゆっくり帰省。津山城の近くでお城を語れるとは果報者です。
それまで必死に原稿の初校を大急ぎであげます。。。
それからお城の記事をまとめて。。。
間に合うのかな。

津山では、26日に岡山生涯学習大学で、27、28日はオフで29日に美作一宮の御田植祭を見学します。
4日居るのはなかなかないので美作を満喫しようと思っています。

ところで、今日決まったのですが、
7月12日土曜日に、柳川市三橋庁舎で「縄張りからみた柳川城とその時代」って題でお話します。
多分、佐賀城と八女福島城を紹介することでしょう。
某K氏の成果におんぶに抱っこなお話になると思いますが、思う存分やってこようと思います。

乞うご期待。

2008年4月20日 (日)

「岡の里城郭史講座」

12月から5回連続第三日曜に開催した「岡の里城郭史講座」は今日で無事に終わりました。

去年は仕事と絡めてボランティアガイドさんと連係した、ミュージアムと地域をつなぐ「まるごと博物館めぐり」で旧竹田荘編と城下町竹田編をやりました。しかし、いろいろ入場料の面で調整がややこしいのに加えて内部の調整が不発(苦笑)だったのと、城下町や地域を語るにはまずは岡城跡をきちんと理解していただかねば始まらないと言う観点から、仕事と切り離して岡の里事業実行委員会と言う、ふるさと創生以来の伝統ある?まちおこし事業の一環としてやらせていただきました。
念のため、講師料などはもらっていませんのであしからず。

当初は少ない人数で考えていたものでしたが、だいたい20〜30人規模で参加していただくものまで大きくなりました。広報もフルに活用できたので仕事でやるよりも反響が大きいのはさすが岡の里事業の伝統がなぜる技かな?
基本は、第三日曜日に決めて、来れない人のためにボランティアガイドさんを対象に予備日を設けて平日対応もしました。

日程的には当初の予定と異なって、天候の都合もあり行き当たりばったり形式(笑)になりましたが、講義形式3回と現地見学2回を無事に済むことが出来ました。
わたしが話すことに専念できたのも、場所の提供から事前申し込み、レジュメの印刷、広報、現地での下準備のお手伝いなどなど、みなさんのご助力あってのことです。

講座の内容は、城跡を探訪し、歩き、生きた資料として楽しむには、「縄張り」を知らないといけませんよ。ということ。
これをひたすら解説と実際の遺跡見学を組み合わせながら念仏のように繰り返す内容です。
お城にまつわる話しではなく、お城から何が読み取れるか、わかるかと言う内容を、しっかりじっくり何回でも復唱するような内容にしました。また、単体の岡城跡のウンチクや歴史を語るのではなく全国の城郭との比較検討する尺度としての城郭史と縄張り論のイロハを伝えながら、岡城跡の縄張りがわかり、他のお城との比較が出来る視点を養っていただくことを目指しました。

近場での連続講座ならではの5回分割形式でやりました。

内容は以下の通りです。
第1回 「縄張り」=城のかたち、からみた近世のお城とその時代   
  2007年12月16日(日曜日)  
※岡城をはじめとする近世のお城の成立について、日本列島の城郭史から紹介。
お城のカタチである縄張りと虎口などの概念を解説し、虎口に着目した城跡の見方について説明。

第2回 縄張り、城門(虎口)のプランをみてあるく
  2008年 1月20日(日曜日) 
※雨天のため、岡城跡を事例に縄張りと虎口の概念についておさらいをして、岡城跡の縄張りを分析することで初期岡藩と中川氏家中の動向がわかることを紹介。

第3回 近世のお城、縄張りをみて歩く① 城門(虎口)のプランをみてあるく
  2008年 2月17日(日曜日) 
※岡城跡の中心部と御廟所跡(東ノ郭)を見学。桝形虎口による岡城の防御の仕組みを紹介しました。

第4回 近世のお城、縄張りをみて歩く② 石垣・空堀の守りをみてあるく
  2008年 3月16日(日曜日) 
※岡城跡の西側半分を見学。大手門、近戸門一帯の重臣屋敷を囲んだ岡城の外郭ラインの防御を紹介しました。

第5回 まとめ〜近世のお城から地域をみる〜
  2008年 4月20日(日曜日) 
※中川土佐屋敷跡の「そうぞうの丘」で開催。お城を地域支配のフォーマットとした豊臣政権の意味と地域に与えたインパクトについて、城郭と石垣技術、建物(御殿など)との関係性、そして城からみた城下町、地域史の視点を説明しました。
後で、岡城跡をみなさんで見学しました。

お城の案内は、ともすればお城と関係ない話しになりやすいもので。歴史学や考古学の方々がしゃべっても城の縄張りそのものの話しはほとんどありません。
ですので、城郭研究者が、実際に城の遺構をもとにどのように防御したのかどのような意図で構築したのかを学術的ベースで縄張り論から解説する講座をすることがう遠でもする必要があると思います。
勉強会形式でレジュメを配って解説し、実際に城跡を探索し、竹薮の中になぜか埋もれている遺構を紹介し、なぜか図化されていない桝形虎口を縄を張って紹介したりとあれこれ手法を尽くして岡城跡を舞台に「城郭史講座」をいろいろ試すことが出来ました。
会期中にデザインで相談を受けていた岡城マップ改訂版も出来ましたのでこれも配布。
参加者の中に、前は気にならなかったが、話しを聞いてからは城跡に行くと縄張りに注意しながら見学するようになったという方が居られまして実にうれしいことでした。

本当に城跡を公開し活かしていくには、こうした地道に回数をこなすことで、ボランティアガイドや市民のみなさんにお城をヨソの方々に語っていただくような土壌をつくる教育普及的な作業が大事です。単に広報出してオモシロ講座をしても意味ないんですよ(微笑)。

5回にわたり参加していただいたみなさん、拙い私の話におつきあいいただき本当におつかれさまでした。
話すコツや内容の精査について、よりいいものにしていけるよう見直ししながら努力していきたいと思います。

今後のこうした活動を行う上でとても勉強になりました。
本当に、ありがとうございました!

2008年4月14日 (月)

久々に行ってみた、小倉。

0414001 月曜日に小倉にて、創を考える会北九州というNPOさんの「創造談義」があって、「街の文化力を考える」というテーマでシンポジウムがあるということをFUKUOKAアートBBSでみたので、ちょうど月曜なら都合が良いと応募した次第。

お目当ては、講演される福岡県美の川浪千鶴さん。県美の学芸課長(4月から普及課長)として福岡の美術館やアートの世界ではいろいろと企画を打っておられる方ですけど、当方には全く接点がないところでしたので聴いてみたいなと思った次第。
10年近く福岡から離れてアートな情報過疎の竹田市にいるのもあってあれこれ訛ってきたので、去年からのリハビリを兼ねて動いてみたわけでもある。
18時から21時までの会でしたので、帰りは別府で一泊しましたが本当に久々に福北方面の空気に触れた充実した時間でした。
 

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