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2007年10月13日 (土)

栂牟礼城シンポジウム

P1110267 ということで、佐伯市弥生町にある栂牟礼城を国指定史跡にするためのシンポジウムにパネラーとして参加してきました。
佐伯市教育委員会から本職の「城郭史研究者」としてお招きいただきましたので、喜んで仕事してきました。
ちなみに佐伯市の埋文担当者は合併しても1名だったとのこと。内実はよくわからないけど九州一広い市域で一人はどえらいことです。
来年ようやく2名になるとのことです。

シンポジウムというのは難しいものです。栂牟礼城を国指定史跡にもっていくことは何の異論もないのでよいのですが、妙にもちあげても白々しいですけどきちんと論じても他のパネラーさんが居るので浮いてしまうといった具合です。司会の飯沼先生(いつお会いしても中近東っぽいダンディさが魅力?の先生です)が記念講演&コーディネーターでうまくまとめられていました。

ポイントとしては、栂牟礼城の現存遺構は十六世紀後半の佐伯惟定段階のものであり、豊後国南部における戦国期城郭の到達点としては一定の評価すべき史跡であること、遺構の残り具合もよく中世佐伯庄を知る史跡として有効である点。麓に居館推定地と古市という城下集落らしき短冊状地割がセットになっている戦国期九州ではめずらしい事例である点などを説明しました。

ただ、難点は麓を東九州自動車道が通ること。ルート上の発掘で佐伯氏居館跡が見つかるかも知れないけど、景観的にはちとまずい面もあります。
とは言え、中世一貫して佐伯庄を支配した佐伯氏の栂牟礼城と、近世一貫して佐伯藩として支配した毛利氏の佐伯城の両方をピックアップすることで、佐伯市の歴史文化の「看板」ができることと拠点整備が望まれますね。
以前、勝尾城縄張り図を調査して鳥栖市教委に提供したことがあって、その勝尾城も国指定史跡になった経過があって講演会に呼ばれたら、おかげさまで鳥栖市から半径数キロ圏内に固定ファン?ができましたけれども、今回の佐伯市の栂牟礼城も国指定史跡になるといいなあと思う次第。

で、午前中は北部九州中近世城郭研究会の方々と栂牟礼城を見学。
思ったより山頂の曲輪の削平がよかったこと、そして曲輪からの虎口の形状がとても気になったので、一度縄張り図をとってみたいと思いました。一応個人的にOKをもらいましたので余裕ができたら縄張り調査を実施したいと思っています。
鳥栖市の勝尾城に続く、頼まれもしないのに縄張り調査、乞う御期待。

ウチも津賀牟礼城と山野城があるので、中世城郭つながりでネットワークづくりをしようかと思う今日この頃。

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