« 宇部ビエンナーレの旅 | メイン | 大分と別府、アートとマネジメント(1) »

2006年11月23日 (木)

雨の九博と九歴

P1060128 仕事がてんやわんやな中、長居第2に遠征しようと思ったけれども所要があったので沙汰止みにして、久々に九博へ行ってきました。
九博開館一周年記念「海の神々〜捧げられた宝物〜」展の宗像大社の国宝がお目当て。
休日なので駐車場はほどよく満車。遠くにある民営?臨時駐車場に停めて延々と歩く。
ちなみに九博は1年で220万人集めたそうだ(゚O゚)!!ぼくもなんだかんだで5回も観てるしなぁ。。。

展覧会は、住吉大社・志賀海神社・宗像大社・金毘羅宮・大山祇神社・厳島神社・美保神社、そして九州内の神社(八幡古表神社の傀儡人形がありました)、中華世界の海神「媽祖」と沖縄の海神さま‥‥の資料が縦割りに並ぶ展示。○○神社秘宝展が4つくらいドッキングするかのようなてんこ盛りな構成でした。

沖ノ島宝物や大山祇神社奉納腹巻、平家納経などがゴロゴロしている空間というのは、ひたすらメインディッシュが並ぶといった感じで。。。こりゃ、マヒします(笑)。
これが九博ができた最大のメリットとは言え、平家納経は奈良博以来のご対面。矢部の濱ノ館出土品とは熊本以来の1ヶ月ぶり(笑)なんてあると「またみれるかな。」なんて不謹慎な気分になる(ホントは観れないと思うけど)。

なので、全部を隈無くみるのは集中力がもたないので、ひと通りメニュー表をみるように全体を歩いてみて、当たりをつけてからピンポイントで観る。暗いので細かいところが観にくいお年ごろ。仕方ないので今度来るときにはオペラグラスを用意しようと思った(「みゅーじあむしょっぷ」に置いてくれるとうれしい)
で、さすがに1年も経つと、開館展や沖縄展よりレイアウトはこなれてるなぁ。。という印象。でも相変わらず縦割りな展示構成をみてると名品主義が国博スタイルかと思えてくる。これはこれで芸風と思えるようになってきた。

で、相変わらず食うところが難点な九博だがオークラのレストラン横にオープンカフェができてた。雨とはいえ、オープンカフェというなら館の横の広大なスペースにパラソルな机とイスを用意してほしいところだ。オークラの方がストーブとイスという不憫な設備でグラムチャウダーをがんばっておられたので、「欧米では前のスペースにパラソルな机とイスでカフェですよ、って提案してくださいよ」と言ってみました。

ちなみに、館内のカフェは看板出してみたり焼き菓子ランキングしたりとがんばっているけど、相変わらずメニューが貧相だ。その理由は単純明解。ガラス張りの壁面故、或いは博物館内のオープンスペース故に厨房設備がないからだ。レストラン施設はそもそも狭いし厨房やバックヤードも貧弱そうに映る。
つまりは、オークラの不手際ではなくカフェやレストランなどの飲食設備系を考えてなかった?菊竹先生と、開館後に手直しをしない九博の仕様が問題と思う。オークラは厨房設備の弱く狭いめのレストラン等施設をやりくりしながら、リバレインのブランドシティよろしく奮闘している次第と思われて不憫である。

P1060133 メインディッシュてんこ盛りな展覧会で食傷気味になったので、文化交流展示室は止めにして福岡県埋蔵センター的施設な九州歴史資料館へ寄る。
エントランスから歩いて5分。九歴は九博より古いながらも、九博の入り口になり駐車場を召し上げられている不憫な施設(笑)。なので近々小郡市に移るらしいが、この施設は案外九博に「食傷気味」な方々にはちょうどよい、無料で福岡県の埋蔵資料や仏像・資料などを観ることが出来る施設なので、あった方がいいような気がする。しかも、解説ボランティアの方が近づいてワンツーマンで話してくださった。何度も解説しているおかげですごくわかりやすく教えてもらった。観世音寺の図録を購入。

10万人近い莫大な人数を呼び集める百貨店なマンモス博物館の側にある、小売店のような味わいもなかなかなものです。惜しむらくは九歴は展示に「お金がなくても心は錦」な仕込みが足りない。「お金はふんだんに使えるけどメリハリのない」九博と「お金がなくても心は錦」の可能性を持つ九歴の対照的なあり方は勉強になりましたです。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blogcoara.jp/t/trackback/143624/6777350

雨の九博と九歴を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

Foxkeh! フォクすけ!


  • Firefox ブラウザ無料ダウンロード
Powered by Six Apart