« 雨の九博と九歴 | メイン | 大分と別府、アートとマネジメント(2) »

2006年11月27日 (月)

大分と別府、アートとマネジメント(1)

P1060197 11月25日は、大分県立芸術文化短期大学(芸短、以前は別府にあったとのこと)で日本アートマネジメント学会の第8回全国大会がありました。
アートマネジメントに関する学会は他にもあるようですが、九州では芸短の利光学長が同会の会長であるご縁で、福岡でも熊本でも鹿児島でもない大分に九州部会が2005年に立ち上がったところです。
学会はアートマネジメント国際会議の日本における対応組織としての役割も視野に入れたものとのこと。最初にお伺いしたときにそういったレクチャーを利光学長から受けました。(日本アートマネジメント学会設立趣意書

何だかよくわからない間にわたしも九州部会の会員になっていまして。
この日は全国大会が大分であるのもめずらしいので、午後から参加しました。1時半から三コマ×3室で研究報告があり、二コマ目から参加。4時半からシンポジウムが2時間半あり、最後は懇親会がありました。

とりあえず、全部参加してアート系の学会ってどんなものかな?と見学していました。
ホームページをみると前回の7回大会は横浜トリエンナーレ2005と重なるかたちでかなりの盛況だった様子。
それと比べると半日で分科会も3つというのは貧相。同学会の九州(大分ですけど)における裾野はまだまだ小さいということでしょう。
九州はいつも本州の周回遅れで潮流が起こる傾向があります。しかし、本来、九州には「九州派」などのオリジナルなポテンシャルを持っているので「本土の玄関マット」な意識を外す試みを念頭に将来性は有望に思えています。

で、大分がそうみえたのか、関東・関西の方々からするとわたしのようにローカルに生きる側の議論は「つまらない」ようにみえたようです。反応もいまいち。
わたしも全国城郭研究者セミナーなどで参加していると、本流の議論をじっくりやりたい一方でご新規さんのピントはずれな議論は横においといて。。。という気持ちはわからないでもないですけど。。。ね。

でもね。
創る人と、見る人・聴く人を結び付けるアート・マネジャー」の役割には、大都市での華やかなトリエンナーレもさることながら。。。いやいや10万人以上の地方都市(って実際はかなりつながっているところばかりだけども)や関東圏につながっている小都市のアートフェスもさることながら。。。地域の「お町」規模の5万未満の小規模都市にも可能性はあると思っている。

欧米の地域の中心地ってそんな規模だと思うのだけれども、メディアも情報もそれ程通らない小規模都市、それを抜きした理論づけなんてありえない‥‥と思うんだけど、発表者のほとんどは大きな地域の出来事が大半で小規模都市なんてイメージできないような印象を受けた(違うかもしれないけど)。

今回のシンポジウムのテーマは
「アートと『地方』社会 −パトロネージュの視点から−」でした。その意味ではこのテーマを実感するのにふさわしい場所だったように感じています。
わたしは、仕事上いろんな方々を拝見することができて満足。また先端の議論を消化するので手一杯。で、みなさんを振り向かせるような「手土産」を用意せねばと思う次第。

追伸:こんなわたしが一番刺激的だったのは、その場では聴けなかったのですけど懇親会の席で直接レクチャーいただいた花園大学の立岡浩氏の「欧州映像コンテンツ産業の公民協働プログラムとsustainable tourism」でした。学びの入り口を教えてくださりありがとうございました。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blogcoara.jp/t/trackback/143624/6777351

大分と別府、アートとマネジメント(1)を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

Foxkeh! フォクすけ!


  • Firefox ブラウザ無料ダウンロード
Powered by Six Apart