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2005年6月27日 (月)

福岡に行ったら‥‥

hinatameずーっと南で停滞していた梅雨前線がなぜか急に北上してあっという間に通過したため、月曜日はむちゃくちゃヌルい天気でした。気圧配置は「梅雨明け」モードらしい。
ということで、
水は豊富にあるが人とお金がまるでない竹田市から、水はないが人とお金は豊富にある都会の皆様へ暑中お見舞申し上げます。
筑後川から給水するのでは足りなくなりそうなので、ローマ帝国よろしく阿蘇・久住辺りから水路橋を引っ張るのはいかがでしょう?
え、水を運ぶなんてとんでもないって? いやいや、なんのことはない。温泉だったら武雄と由布院の「お湯」を毎日福岡へ運んでペイしてるじゃないですか。水も同じようなものですヨ。まぁ交付税のようなものと思って我々から水資源を購入してやってくださいませ。

と、戯れ言はおいといて。
地図を仕入れに鳥栖→九大と出かけました。鳥栖は南風が突風で何度車が揺さぶられたことか、そして、福岡暑すぎ。5度くらい気温差のある竹田市から福岡市に出るとほとんどぬるま湯につかっているような感じになります。
ぬるま湯でゆったり。。。はリラクゼーションのお約束ですが、全然体が対応できませんでした(;´Д⊂)

用事を済ませて、久々に大学生協の書店をみてみたら、書籍の内容がかなり軽くなっているのに驚く。最近はやりの隣国批判の煽りものでも平気で店頭に並んでいたりする。本気で読んだらバカになりますよ。。。と言う感じで、研究論集や練られた文章、翻訳本などよりも、トピックに飛びつくかたちで一次加工で編集された企画モノっぽい書籍が店頭を賑わすようになっている。
最近のこの手の本はネタ本としては使い物になるかもしれませんが、本当に大学で学ぶ人が必要なのはそうした表層的な一次加工処理されたネタの背景を読み込む作業であり、そうした分析と出会うことが肝要なので、あまりこの手の本が大学生協に氾濫するのは好ましくないなぁ。
隣国(って韓国。)のアホっぷりを書いた身内本(所謂自己批判的分析モノ)なんぞも、こちらからみてアホっぽい態度がどういった価値観から生じてどういった背景がそこにあるのか、それと我々(わたし)との関係。。。まで思いを馳せねば、ええ具合に最近の「煽り本」に頭を染められてしまいますネ。

前韓国大統領を拉致・逮捕・投獄した跳ねっ返り分子の元、元締めで元首相キム・ジョンピル氏に名誉学位を与える大学だけのことはあるから、ここにも工作員の魔の手があるのか?(笑)

まぁ、近代の歴史も一次加工の書物で書かれた内容をコピペして居直るのが昨今の教養人のやることですから、大学の書物(書き手のレベルも含めて)もこんな感じなのでしょう。逆に言うと教養主義が見事に解体されつつある今日は、コモディディ化された知識人にとっては既得階層を崩し新規開拓のチャンスかもしれません。長文をまとめる能力と洞察力が問われますね。

変化するのはわたしが大学に居た時に先輩世代から同じように思われていたのでしょうが、都度変わると変わるものですね。ここ5年で思うのは学生の質はかなり高いポテンシャルを持っているのです(一応、腐っても旧帝大ですからな)がサポート側がおそろしいくらいに官僚組織なところがイタイ。というか、大学の先生が急速に「文部官僚化」しているような気がするね。かつては独立性の高い「学部」連邦的な性格が強くマイスターな先生が割拠していたものですが、昨今の産学協同や学際的云々で学部から研究室が引き抜かれ組替えられするので、それを仕切る中枢層(マネージャー化した教授達)が肥大化してかなり中央集権的体制になっているよう。それでいて巨大組織なので究めて官僚的組織になっていてウェブをみても空虚な謳い文句があちこちに点在しているわけですな。大丈夫かな???

で、そんなわたしがかなーり恥ずかしい思いをして購入したのが、九大の理工系研究室の研究はこんなですよ的PR書籍(愚)、さる筋から質問を受けたのでわかりやすいものとして資料を入手。どうもシステム情報工学系らしいのだが、さて、使えるかな?

ついでに、いろいろ検索していたら、我らが竹田市大字九重野をかの高野孟さんがいらしてたらしい。
題して、「
大分県の山奥に「人民公社」があった!」( ̄□ ̄;)
まぁ、そうですけど。あんまりな表現ですなぁ。。。大分県の山奥というより九州のど真ん中なんですヨ。

2005年6月13日 (月)

これが本業で&夏のセミナーの話

うーむ、すっかりサッカー系ウェブログと化していますが、
本業は城館研究者なんだよな(苦笑)。そして、稼業がコレ

10月〜5月までこんな遺跡が残る佐賀県鳥栖市の勝尾城を調査してました
katuojo2katuojo1.jpg

ようやく終わったので、5・6月は原稿を仕上げていました。
原稿は、毎年、全国城郭研究者セミナー会場で販売する「城館史料学」に投稿中です。
順調にいけば今年の8月に出ると思いますが、私の文章がダメならば却下されます〜(+_+)。

tool.jpg
お城の現地調査をするのですが、これが商売道具です。
図面を書く画板と方角を見極めるレンザティックコンパス(東急ハンズで買いました)。分度器・定規などなど。これに寸法を測る巻き尺が加わります。
1:1000で方眼紙にケバ図法で描いていきます。ケバ図法でないと細部を表現することができません。
平板測量を応用したやり方なのでこれが一番誤差なく正確に録れます。しかし、その分思いっきり時間がかかるので緊急調査・速報性には向きません(苦笑)
簡単な調査方法については、『城館調査ハンドブック』を参考にしてください。地形図を下敷きにしてコンパスと歩測で測る方法が紹介されています。但し在庫僅少。
仕上げると、こんな感じになります。福岡県糟屋郡須惠町にある高鳥居城です。

takatori-jo.jpg


現在、勝尾城の図面を清書にかかっています。お楽しみにあれー。

それで、毎年8月に全国城郭研究者セミナーという縄張研究などの城館研究者フォーラムってな感じのカンファレンス?があるんですが、今年の22回目は早稲田大学であります。今回のテーマは「陣城について」。
九州から不肖ながらわたしがコメントすることになりました。陣城といっても古典的な城館研究ではいろいろ注目されてきたカテゴリですが、近年は戦場論や運用論とどうかみ合わせるのか、そもそも数多くの城館遺構の中でどれが陣城たるものなのか?そもそも陣城というカテゴリが有用なのかなどなど、遺構論との兼合いでも興味あるテーマです。

「臨時性」や「陣」という言葉に括られずに遺構論からどう料理できるのか考えてみたいと思っています。

Foxkeh! フォクすけ!


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